楽天は12月3日、株式の上場市場を東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から市場第1部へ市場変更したと発表した。
1部での初値は1542円となり、ジャスダック市場での2日の終値と同じだった。午前終値は1537円だった。
三木谷浩史社長は、この日開かれた東証での記念式典で「インターネットが社会基盤になり、1部上場の機が熟した。一層のコーポレートガバナンス(企業統治)の強化、事業推進を誓う」とあいさつした。
楽天は、事業をインターネット仮想商店街「楽天市場」の運営から、金融や電子書籍販売などにも拡大しているため、東証1部への上場で企業のブランド力を高め、資金を集めやすくする。