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T教授の「戦略的衝動買い」 第272回

手回し充電機能付きDIYデジカメ「Bigshot」を衝動買い!

2013年12月04日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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組み立て自体は簡単だが
完璧な動作を実現するなら一工夫必要!?

Bigshot本体上面にはモード選択ダイヤル(左)とシャッターボタン(右)がある

Bigshot本体上面にはモード選択ダイヤル(左)とシャッターボタン(右)がある

背面カバーはクリアなので、子供がデジカメの構造の知るための道具にもなる

背面カバーはクリアなので、子供がデジカメの構造の知るための道具にもなる

今どきminiUSBは珍しい。ストラップホールは大きくて余裕があっていい感じ

今どきminiUSBは珍しい。ストラップホールは大きくて余裕があっていい感じ

 撮影時にユーザーが、ダイヤルを回して選択できるレンズは、標準/広角(パノラマ)/ステレオ(3D)の3種類だ。標準レンズは基板上に組み込まれたレンズを使用し、広角はLens Wheelに搭載した広角レンズを標準レンズに重ね合わせて撮影する。

 そしてステレオ(3D) は、同じくプリズム型のレンズを標準レンズに重ね合わせて撮影する。任意のレンズを選択することで自動的にビューファインダーの画角も変更してくれる仕組みだ。

 カメラ本体の上面には、シャッターボタンと撮影モードを選択するダイヤルが用意されている。選択できるモードは「セルフタイマー撮影」「フラッシュ禁止」「フラッシュ強制発光」「自動モード」「電源オフ」「再生」の6種類だ。

基本的な充電はminiUSBケーブル経由でコンセントに挿したUSB/ACアダプターから行なう

基本的な充電はminiUSBケーブル経由でコンセントに挿したUSB/ACアダプターから行なう

手回し式の発電機の出番は、ここ一番! の撮影でバッテリー切れを起こした絶体絶命の時だ。演出として使ってももちろん極めて面白い(^_^;)

手回し式の発電機の出番は、ここ一番! の撮影でバッテリー切れを起こした絶体絶命の時だ。演出として使ってももちろん極めて面白い(^_^;)

 手回し発電による充電がBigshotの大きな特徴だが、平常時はごく普通のUSB・ACアダプターから付属のminiUSBケーブルを使用して充電するのがいいだろう。そして、万が一、撮影中に低バッテリーになれば、手回し発電機のクランクを適度な数だけ回せば、極めて短時間に充電が行なわれ、無事撮影を終えることが可能だ。

最後に背面のクリアな裏ブタをねじ止めする前に、ビューファインダーの中はお掃除したほうがいい

最後に背面のクリアな裏ブタをねじ止めする前に、ビューファインダーの中はお掃除したほうがいい

 Bigshotの組み立ては、ほとんど何も引っかかることなく進行したが、2つだけ気になった点がある。1つは、ビューファインダーの中のホコリだ。これは最後に背面の透明カバーをネジ止めする前に、ファインダーの中を綿棒のようなもので掃除すればほとんどは解決するだろう。

問題のシャッターボタン。上に伸びた丸い棒状のモノが論理回路ユニットに取り付けられたスイッチを押す構造だが、長さが長く、常にシャッターを押し切った状態になる

問題のシャッターボタン。上に伸びた丸い棒状のモノが論理回路ユニットに取り付けられたスイッチを押す構造だが、長さが長く、常にシャッターを押し切った状態になる

 もう1つは、8歳や108歳のユーザーにはちょっと厄介な問題だ。商品の個体差なのか、論理回路基板を固定する3個のネジの締めつけ具合のバランスなのか、完成後、筆者のBigshotはシャッターが完璧に動作しないというトラブルに見舞われた。

 感覚的にはシャッターボタン下方の棒が長すぎて、論理回路基板上のシャッタースイッチを常時押し込んだ状態になっている印象だった。解決方法としてはシャッターボタンの棒の長さを少し切って短くすればいいとは思うのだが、逆に短かすぎるとリカバリーの方法がなくなってしまう。

シャッターを短くし過ぎるとリカバリーが難しいので、今回はシャッターの取り付けられているフレームと、論理回路ユニット上のスイッチの位置関係を広げるために薄いプラスティックのスペーサー(赤丸枠)を挟んで、シャッターが切れないというトラブルを回避した

シャッターを短くし過ぎるとリカバリーが難しいので、今回はシャッターの取り付けられているフレームと、論理回路ユニット上のスイッチの位置関係を広げるために薄いプラスティックのスペーサー(赤丸枠)を挟んで、シャッターが切れないというトラブルを回避した

 今回は、シャッターボタン棒の長さをを少しだけヤスリで削り、シャッターの固定されている本体フレームと論理回路基板ユニットとの間に薄い透明プラスティック板のスペーサーをはさみ、シャッターボタン棒の長さを縮めたのと同じ効果を出すようにした。改造後は問題なくシャッターボタンが機能するようになった。

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