チルトするEVFが超便利!
パナソニック LUMIX GX7
シックなスタイルで人気だった「LUMIX GX1」の後継機。マグネシウム合金を採用する高級感あふれるボディーに最新の機能の多くが盛り込まれている。
すでに発売されている同じLUMIXシリーズの「GH3」や「G6」「GF6」と画素数はほぼ同じ(約1600万画素)だが、画像処理システムも含めて新開発となり、いままで以上の高精細な画像を記録できる。
EVFを内蔵している点にも注目だ。EVFは上方にチルト可能で、背面モニターも上下の方向にチルトする。
また、LUMIXシリーズとしてははじめて手ブレ補正を内蔵。手ブレ補正機能を持たないパンケーキ系のレンズでもブレる心配が少なくなる。
エフェクトを付加できる「クリエイティブコントロール」など、撮影機能は従来のLUMIXシリーズを踏襲。GX1に比べて横に長くなり、ちょっと大柄にはなったが、その分、EVFの内蔵とチルト液晶の搭載で使い勝手は格段に向上している。
クリエイティブコントロールの撮影サンプル
主なスペック | |
---|---|
パナソニック GX7 | |
撮像素子サイズ | 4/3型 |
有効画素数 | 約1600万画素 |
ローパスフィルター | あり |
感度設定 | ISO 125~25600 |
ファインダー | EVF、276万画素 |
背面液晶 | 3型、104万画素 |
無線LAN | 内蔵 |
本体サイズ | 幅122.6×奥行54.6×高さ70.7mm |
重量(本体のみ) | 約360g |
実売価格(本体のみ) | 11万円前後 |
とにかく小さいデジイチがほしいならコレ!
パナソニック LUMIX GM1
小さいボディーに妥協のない機能を盛り込んだのが「LUMIX GM1」だ。見た目はコンデジそのもので標準キットに付属するズームレンズもパンケーキレンズ並に小さい。
中身は前述のLUMIX GX7に近く、撮像素子と画像処理システムも含め撮影機能に関してはほとんど差はない。小さいレンズも標準域をカバーするズームレンズで、意外といっては失礼だが、かなり写り具合はいい。
GX7に搭載されている手ブレ補正機能やチルト式EVFや可変モニターといったあたりはさすがに搭載されておらず、NFCも非対応となる。ただし、無線LAN機能はGX7と同様に内蔵しており、接続もそれほど難しくはない。スマホからライブビューを確認しながらのリモート撮影が可能なほか、画像転送も行なえる。
感動すべきは幅98.5×奥行30.4×高さ54.9mmというサイズだ。あまりに小さすぎて操作性に影響するほどだが、このサイズで機能的にはGX7と同等なので、遊び撮影から本格的な撮影までなんでもこなせる。
気軽にポケットに入れて持ち歩き、スナップ撮影を楽しみつつも、本気で撮影したくなったら設定を変えて自分好みで撮る、といったオールマイティな操作ができるデジカメだ。
クリエイティブコントロールの撮影サンプル
各機種の主なスペック | |
---|---|
パナソニック GM1 | |
撮像素子サイズ | 4/3型 |
有効画素数 | 約1600万画素 |
ローパスフィルター | あり |
感度設定 | ISO 125~25600 |
ファインダー | なし |
背面液晶 | 3型、104万画素 |
無線LAN | 内蔵 |
本体サイズ | 幅98.5×奥行30.4×高さ54.9mm |
重量(本体のみ) | 約173g |
実売価格(標準レンズキット) | 9万円前後 |
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