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楽天が東証1部上場、資金調達力の増強へ

2013年12月03日 05時45分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 楽天は3日、株式上場市場を前日2日までのジャスダック(JASDAQ)から東証1部へ変更。3日の初値は前日終値と同じ1542円でスタートし、14時10分現在の値は前日比-4円の1538円を付けている。楽天株の今年最安値は672円で、同最高値は東証1部上場への変更を発表した翌日の11月27日に付けた1673円だ。

 アスキークラウド2014年1月号(11月22日発売)の特集「対アマゾン 流通本土決戦」で触れているように、楽天は日本最大級のショッピングモール「楽天市場」などを運営し、「小売りとネット企業の融合がO2O成功の近道 ポイント再提携で生まれる日本の『グーグルゾン』」という記事の図表「企業別特性早見表」(33頁)に掲載しているように、国内EC流通総額は1兆4466億円に及ぶ。

 しかし、世界のネット通販の王者とも言える米アマゾンが日本国内でも事業規模を急拡大させているため、楽天の米アマゾンに対する競争が今後ますます激化していくと予想される。激しい競争を戦い抜くうえで、東証1部上場による資金調達力の増強は大きな武器となるはずだ。

3日14時10分現在の楽天の株価情報(東証サイトより)

3日14時10分現在の楽天の株価情報(東証サイトより)

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