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デルの14型タッチ対応ノートPCをレビュー

コードレスパソコン「Inspiron 14 7000」は高級感と打鍵感も素晴らしい (2/2)

2013年12月03日 12時50分更新

文● 林 佑樹

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こじんまりとしたキーボードだが打鍵感はいい

 「Inspiron 14 7000」のキーボードはアイソレーションタイプで、大半のキーがフルサイズの仕様になっている。キーピッチは約19mm、キーストロークはやや浅めだが、ガタつきもなく、長文の入力についても問題はないだろう。好みが出る部分として挙げられるのは、キーボードの左端だ。Enterキーをはじめとして幅の狭いデザインになっている。極端なデザインではないので、すぐに馴染む人が多いと思うが、文字入力操作が多いのであれば、事前に店頭での確認をオススメしたい。

キーボード面。ややこじんまりとしているが打鍵感が良好

 タッチパッドはスペースが広く、タッチ操作はもちろんとして、ポインティングも行ないやすい。これだけタッチパッドが大きいと気になるのが手のひらでの誤入力だが、この点はアプリケーションで対応している。システムトレイから「Dellポインティングデバイス」を開くと「感度」の項目に「パームリジェクション」の項目があり、そこで誤タッチを減らす設定が可能なのだ。単純にオンオフだけでなく、強弱も選べるため、自分の手の大きさに合わせて選べる点は要チェックだといえる。

購入したらまずはDellポインティングデバイスで、フィッティングを行なうといい

オフィスワークから軽いゲームまで耐える

 「Inspiron 14 7000」はCPU性能は十分であり、クリエイティブ用アプリケーションに手を出さなければストレスを感じるシーンは少ないだろう。ベンチマークの結果は下記の通りで、Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアは5.7。500GBのHDDが足を引っ張る形になっているが、プロセッサ6.9、メモリ7.9とスコアは高い。

 またPCMARK 8のスコアもWORKは十分に高いスコアになっており、CREATIVEスコアについても意外と高い。3D用途でなければそれなりに使えだろう。

 そこでアドビのIllustrator CCで実際に作業をしてみたが、レスポンスについては不満はナシ(さすがにマウスが欲しくなったが)。Photoshopについても、カンタンな処理ならば十分に追従してくれている印象だった。逆に苦手なのはデジカメ写真のRAW現像だろうか。これはCPUを酷使するため、モバイル用のCPUでは厳しい結果というわけだ。

Windowsエクスペリエンスインデックス


PCMARK 8の結果

Illustrator CCでの作業のようす。パスを引いて画像をいくつか入れ込むといった単純な内容だが、もたつきもなく快適だった

 ベンチマーク中の発熱は、キーボード面上部の何もない部分に集中しており、長時間使用した場合は全体的にほんのりと暖かくなるが、気になる熱さではなく、キーボード面上部に触れることもないため、発熱する部分を意識する必要はないだろう。そしてバッテリー駆動時間。カタログスペックでは約9時間となっており、ときどきウェブブラウズをしたり、動画を視聴しているだけであれば、ほぼその通りの駆動時間になった。逆にガリガリと作業をした場合は5~6時間になることが多く、より高負荷の作業を実行した場合は4時間30分ほどでバッテリー残量低下の警告が表示された。

電源プランのデフォルトは「バランス」ではなく「Dell」。詳細は不明なのだが「バランス」よりもバッテリー駆動時間は長いようだ

 12月3日現在、Core i5-4200U、6GBメモリー、500GB HDD、タッチ対応フルHD液晶搭載の「Inspiron 14 7000シリーズ コードレス・プレミアム・フルHDタッチパネル(即納モデル)」が、9万4980円で販売されている(100台限定の1万円引きキャンペーン適用時)。家庭内でコードに煩わされることなくPCを使いたい人、必要なデータを詰め込み外出先でも仕事をしたい人は、本製品を検討してはいかがだろうか。



デル株式会社


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