「通常、試験というものは100点以上は取れないが、菊池は160という数字を叩き出した」と、TOEICの成績を特殊な見解で語ったり、「左手を骨折する」が2回も入っている独創的な経歴を載せてみたり、「ついに私、かなり即戦力な男・菊池良が「就職」に動きだします。具体的にどのくらい即戦力なのかと言いますと……」と期待を持たせながら「おっと、優秀なビジネスマンである皆さまなら、言われなくてもわかりますよね」と結んでみたり……人を食ったアピールで衝撃を与えた就活サイト「世界一即戦力な男・菊池良から新卒採用担当のキミへ」。
菊池良氏の鋭い眼差しが印象的な「世界一即戦力な男・菊池良から新卒採用担当のキミへ」。2.1万いいね、5357リツイートと、個人のウェブサイトとしては異例の拡散数をほこる。Google検索で「即戦力」と検索すると1番上に出てくることからも、アクセス数の凄まじさが分かる。
即戦力な人物でないと理解できない部分も少々あるが、個人のウェブサイトとしては異例の拡散数を記録。結果的に、世界一即戦力な男・菊池良は見事株式会社LIGにインターン生として採用されることになった。
そして12月12日、彼が内定を取るまでを描いたドラマ「世界一即戦力な男」の制作が発表された。ネットから飛び出して、いよいよ全国的な知名度を得ることになりそうな菊池良氏。彼は一体、どのような人物なのか? ASCII.jpではインタビュー取材を決行。菊池良氏のコメント、そして主演・柄本時生氏ならではの視点をききながら、その素性に迫った。
サイト「世界一即戦力な男」はこうして作られた!
—— いろいろつっこみどころのあるサイトの内容はひとまず置いておくとして、レイアウトがいいですね。ご自身で制作されたのでしょうか?
菊池「自分で作ったというよりは、仲間と一緒に作ったという感じ? 信頼できる仲間、つまり……パーフェクトな仲間だね」
—— (軽くスルーして)では、菊池さんはサイト作りを監修したイメージですか?
菊池「ゴールデン街の昔から行きつけにしているバーがある。そのバーで『こういうサイトにしたい』というビジョンを紙に書いて、仲間に渡したんだ。そして、数ヶ月後にサイトができあがっていた」
—— 要約すると、知人がうまくやってくれたと。
菊池「まあ……まあそういうことだね」