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クラウド型統合開発環境との連携を皮切りに“総合プラットフォーム”へ

ニフティ、モバイルBaaSの他社サービス提携を強化

2013年12月02日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 ニフティは11月29日、スマートフォンアプリ開発向けのクラウドサービスである「ニフティクラウド mobile backend」において、他社サービスとの提携強化を発表した。他社サービスと連携して利用できるようにすることで、開発からマーケティング、マネタイズまでの流れを一貫して支援する「スマートフォンアプリビジネス特化型の総合プラットフォーム」としての展開を目指す。

 ニフティクラウド mobile backendは、会員管理/認証やプッシュ通知といったスマートフォンアプリ開発において必要となる汎用的なサーバーサイドの各種機能を、ニフティのデータセンターからクラウド型で提供するサービス(mBaaS:mobile Backend-as-a-Service)(関連記事)。ニフティが提供するSDK(開発キット)を利用することで、短期間で効率的なアプリ開発が可能になり、サーバー/インフラの運用管理の手間を省く。

 他社サービス連携の第一弾として、アシアルが提供するクラウド型の統合開発環境「Monaca(モナカ)」と、ログインID、コントロールパネル、利用料金請求などを統合し、両社サービスのシームレスな利用を可能にする。Monacaは、HTML5とJavaScriptを使ったマルチプラットフォーム(Android、iOS、Windows 8)対応のネイティブアプリを開発できるサービス。

 ニフティでは、ニフティクラウド mobile backendとMonacaとの連携により、クライアントサイド(Monaca)とサーバーサイド(ニフティmBaaS)のアプリ開発が一貫した形でできるようになると述べている。

 さらに今後、ソニックスが提供するモバイルテストプラットフォーム「SciroccoCloud」や、5Rocksが提供するデータ分析に基づくグロースハックツール「5Rocks」などとも連携することを発表している。

ニフティでは、ニフティクラウド mobile backendと他社サービスを連携させることで「スマートフォンアプリビジネス特化型の総合プラットフォーム」を目指す

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