アマゾンジャパンは26日、映像配信サービス「Amazonインスタント・ビデオ」ストアを日本国内向けに開設した。NHKや民放各局をはじめ映画会社から提供を受ける番組や映画など、1万5000以上の作品を含む2万6000本を超えるコンテンツを配信する。
コンテンツはレンタルまたは購入に対応し、価格はレンタルが100円から、購入が1000円から。レンタルしたコンテンツは30日間以内にいつでも視聴できる。無線LANを経由していつでも視聴可能で、購入後にコンテンツをダウンロードしておけば、インターネットがつながらない環境でも楽しめる。パソコンの場合はアマゾンWebストアに、Kindle Fireでは「ビデオ」をタップしてストアに、それぞれアクセスして利用できる。
アマゾンはネット通販をはじめクラウドサービスや音楽配信、eラーニングなども手がけている。特にネット通販は書籍を中心に日用雑貨やファッションといった幅広いジャンルの商品を取り扱うようになり、アスキークラウド2014年1月号(11月22日発売)の「特集 対アマゾン 流通本土決戦」でまとめているように、今や小売・流通業の勢力図を塗り替えるほどの影響力を及ぼしている。
今回の映像配信サービスでは、10月末に国内外で放映されたテレビドラマをGoogle Playで配信し始めたグーグルジャパンのほか、テレビ各局のオンデマンドサービスやビデオレンタルTSUTAYAの「TSUTAYA TV」などと競合する。こちらでも関連業界に大きな影響を与えそうだ。
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