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電気? 水素? 東京モーターショーで見えるエコカー最前線!

2013年11月26日 10時00分更新

文● 北森涼介 写真●北森涼介

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ECOカーの黒船が多数襲来!

 今回の東京モーターショーは、次世代のモビリティーを考える上でさまざまなクルマや技術が展示されていた。その中でも一番のインパクトを持って登場したと思われるのが「BMW i3」だ。

 BMWが環境性能に特化したブランドとして立ち上げた「i」。そのなかで電気自動車(以下EV)として完全に特化した小型車がi3だ。EVはとかく航続距離が重要視されるが、その航続距離を伸ばすためには電池の大容量化、モーターやインバーターの高効率化などさまざまな技術が駆使されるわけだが、電池を多く積めばその分の重量が増えるわけで、単純に積んだ量に比例した航続距離が望めるわけではない。

 最適な電池容量で効率のいい駆動や制御を軽量化したボディーに積むほうがトータルとしてよい結果を生む、という考え方で作られたi3は、フルカーボンモノコックと樹脂製のアウターパネルで1260kgという、4人乗り以上のB、Cセグメントとしては異例の軽量だ。ちなみに日産リーフは1400kg以上の車両重量である。

 電池容量は18.8kw/hと日産リーフの24w/hより25%も少ないが、ECO/PROモード時の走行可能距離はベストエフォートで200km前後と、日産リーフと同等なのである。

 カーボンモノコックはF1などに使われる先端素材で、市販の量産乗用車でフルカーボンモノコックが使われること自体が世界初。そんな最先端構造を使ったEVを、500万円を切る価格で販売しようという試みもまた驚愕だ。まさにEVの黒船といえる存在なのである。

 航続距離に不安を持つ方には発電用エンジンを積んだレンジエクステンダー仕様もおおむね50万円程度のオプションで用意される。

フォルクスワーゲンもECO市場に大きな武器として、プラグインハイブリッドの「twin UP!」を発表した。こちらはエンジン出力を駆動にも使うが、エンジンを回さないEV走行を多用して燃費削減に大きく貢献する

メルセデスベンツはすでに販売が開始されているスマート・エレクトリックドライブというEVに、ブラバスというチューニングメーカーがチューニングを施したブラバス仕様を用意した

 ここでひとつ注釈を入れさせていただきたい。共にエンジンと充電を組み合わせるプラグインハイブリッドとレンジエクステンダー(航続距離延長装置)だが、機構の仕組みに大きな違いがある。プラグインハイブリッドはエンジンの駆動力をタイヤに直接伝えることがあるが、レンジエクステンダーはエンジンの出力を発電のみにしか使わない。発電専用の小型エンジンが搭載されており、駆動はあくまでもモーターのみ。既存の自動車の駆動システムがベースとなるのがプラグインハイブリッドで、EVの駆動システムをベースにしているのがレンジエクステンダーと覚えておけば間違い無いだろう。

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