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文房具好き必見、ぜひ復刻してほしい名品

これがシャープペンシルの先祖「早川式繰出鉛筆」だ!

2013年11月25日 17時07分更新

文● 貝塚怜/ASCII.jp編集部

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早川式繰出鉛筆とは?

 シャープの始まりは「早川金属工業」という金属加工業。創始者の早川徳次は、本業のかたわら、繰出式の鉛筆を作ることに熱中したという。試作と改良の末に完成したのが「早川式繰出鉛筆」。のちに「エバー・レディ・シャープ・ペンシル」の名で大ヒットする商品だ。

 しかし数年後、関東大震災が発生、エバー・レディ・シャープ・ペンシルの製造設備は焼失。早川徳次は、大阪に移住して家電メーカーとして再出発を果たし、ラジオを「シャープ」のブランド名で売り出す。エバー・レディ・シャープ・ペンシルの設備とライセンスは譲渡されたが、名残として現在の社名が残っているというわけだ。

 前置きが長くなったが、大ヒットする以前の、超初期型の早川式繰出鉛筆を見る機会があった。写真に収めてきたので紹介したい。

これが早川式繰出鉛筆だ!

 現在のシャープ・ペンシルと違い、筐体をひねるごとに芯が繰り出される仕様。かなり小ぶりながら質のいい金属特有の剛性感と、頭部に取り付けられた輪っかが素敵! よく見ると細かな彫刻がほどこされていることから、当時は高級品、嗜好品扱いだったことが分かる。

頭部をよく見ると細かな彫刻。輪っかがいいアクセントになっているこちらは社内で記念品などに用いられるという復刻品。このモデルは一般向けには販売されないが、エバー・レディ・シャープ・ペンシル自体はプラチナ万年筆により限定復刻されている

 エバー・レディ・シャープ・ペンシルはプラチナ万年筆により限定復刻されたようだが、こちらの初期型は現時点で復刻なども特になく、国内に数本あるかないか程度のかなり貴重なもの。

 紹介した早川式繰出鉛筆は、普段シャープミュージアムで展示されているとのこと。興味のある人は見に行ってみよう。

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