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グーグルとアマゾンの衝突、映像配信サービスでも

2013年11月25日 05時45分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 アスキークラウド2014年1月号(11月22日発売)では「特集 小売業とネット企業の融合がO2O成功の近道 ポイント再提携で生まれる日本の『グーグルゾン』」という記事を掲載している。「グーグルゾン」とは、グーグルとアマゾンが合併して誕生する企業名で、2004年制作の動画「EPIC 2014」のひとコマに登場する。

 両社の合併は今のところ実現性は低く、将来的にも可能性は薄い。むしろ、両社はさまざまな領域で衝突しているのが現実で、それは記事で触れているとおりだ。そんななかで朝日新聞デジタルは25日、アマゾンが今月中にも日本国内で映像配信サービスを開始すると報じた。NHKや日本各局をはじめ映画会社から番組や映画の提供を受けるという。

 アマゾンはインターネット通販のみならず、クラウドサービスや音楽配信、eラーニングなども手がけている。6月には大手メディアグループの米Viacomとビデオストリーミングに関する提携強化に乗り出すなど、映像配信にも積極的だ。しかし、グーグルもすでに同様の動きを見せており、10月末にグーグルジャパンは国内外で放映されたテレビドラマをGoogle Playで配信し始めた。グーグルゾンが映像配信ビジネスでも衝突を起こしたのだ。この衝突がサービス競争へと転化すれば、ユーザーにとってはメリットが大きいのだが――。

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■朝日新聞デジタル

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