上場したTwitterの時価総額をFacebookと比較すると?
全世界の株式市場の1%はアップルでできている
2013年12月09日 09時00分更新
『そういえば、あの業界のシェアは結局どこが一番多いんだっけ……?』
そんな疑問を抱いたことがあるすべてのビジネスマンに捧ぐ連載。仕事でも利用できる業界ランキングや業界地図を私、高橋暁子が手っ取り早く紹介します。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト、コンサルタント。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、企業などのコンサルタント、講演、セミナーなどを手がける。小学校教員、編集者を経て現在に至る。最新刊『スマホ×ソーシャルで儲かる会社に変わる本』の他、『Facebook×Twitterで儲かる会社に変わる本』『図解 一目でわかるITプラットフォーム』(以上、日本実業出版社)、『ネット業界 儲けのカラクリ』(中経出版)など著作多数。http://akiakatsuki.com/ Twitterアカウントは@akiakatsuki
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「世界の企業の時価総額最高はあのIT企業」
「上場したTwitterの時価総額は、Facebookと比較すると?」
等と話題の「時価総額」。時価総額とは、ある上場企業の株価に発行済株式数をかけたもののことであり、企業価値を評価する際の指標とされている。
連載3回目の今回は、IT企業の時価総額ランキングをテーマに考えていく。Twitter・Facebook比較、時価総額最高企業の他、日本、世界等での比較も見ていこう。あの企業とあの企業はどちらが上なのか?等、比較するとかなり興味深いはずだ。
Facebook VS Twitter!上場時時価総額比較
最近上場して話題となったのは、何と言ってもTwitterだ。現地時間2013年11月7日、Twitterがニューヨーク証券取引所に上場した。初値は45.10ドル、株式時価総額は244億6000万ドル(約2兆4000億円)だ。よく比較対象とされるのは、2012年5月に米ナスダック市場に上場した米Facebook。こちらの初値は42.05ドル、時価総額は約1150億ドル(約9兆1000億円)となっている。
つまり上場初日時点での時価総額で比較すると、FacebookはTwitterの約5倍と評価されていることが分かる。両社のかなりの違いに驚くのではないだろうか。
しかし、それだけの高値をつけたFacebookだが、その後株価が大きく下落している。2012年9月4日には17.55ドルと上場時の初値の半分以下にまで下がり、一時期は時価総額で400億ドル程度にまでなっていた。その後2013年8月にやっと、1008億ドルと1000億ドルを再び超えている。
Twitterは依然赤字のままだ。上場時についた評価は高かったが、今後期待に応えられなければ、TwitterもFacebook同様に時価総額の大幅な下落が起きるだろう。
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