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子供向けコンピューターキットがKickstarterで資金獲得に成功

99ドルで“自分で作って学べる”コンピューター「kano」

2013年11月21日 15時29分更新

文● 行正和義

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Raspberry Piのキットとして構成される「kano」

 子供向けのコンピューター「kano」の販売を計画する英Kano ComputingはクラウドファンディングKickstarterで10万ドルの資金調達に成功したようだ。期限は12月中旬だったが、1ヶ月近く早い目標達成となり、目標額の倍の金額が集まりつつある。

 「kano」はワンボードLinuxコンピューター「Raspberry Pi」のキットで、Raspberry Piボードとオリジナルケース、Wi-Fiドングル、タッチパッド付きUSBキーボード、スピーカー、独自OSの入ったSDカードなどが含まれる。

コンパクトなRaspberry Piベースだけあってパッケージもコンパクトにまとまっている

 Raspberry Piのキットはさまざまなショップ・メーカー・個人が作成、販売しているが、kanoでは独自OSによってグラフィカルなプログラミング学習アプリケーションやより実際的なプログラミング環境を用意し、実際に動くゲームなどを楽しむことができるようになっている。また、ミニゲームのほかMinecraftゲームなども収録しているようだ。

キットにはキーボードやスピーカー、子供でも組み立てることができる図解マニュアルなどが含まれる

 kanoはすでにプロトタイプ200キットを発売して完売した実績を持つ。すでに目標金額は達成しているが現在も資金募集中で、1セットを購入できる価格は99ドル。199ドルで1セット+発展途上国にもう1セットを送ることができる。製品の出荷は2014年7月前後の予定。なお、画面やマニュアルには柔道着風の衣装のキャラクターが見られるが、「kano」の名前は柔道の創始者にちなんだものらしい。

99ドルで1セットだが、ソフトウェア(+Tシャツ)だけでも19ドルで入手可能

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