このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

筆者の目線から1週間の出来事を振り返る 11月10日~11月16日

携帯基地局をDCに、オープンデータ概論、沖縄クラウド構想

2013年11月18日 13時48分更新

文● 杉田正

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 データセンターをはじめとしたインフラ系の技術をウォッチする著者の目線から1週間の出来事を振り返る「インフラ屋さんの週刊ブックマーク」。第36回は11月10日~11月16日分。

 リンクのない記事についてはタイトルで検索するなどして参照頂ければ幸いです(日付は著者がブックマークした日を指します)。

ブックマークした人:杉田正

元ネオン工事屋、Mac大好き、大容量ストレージ機器企画から販売、レンタルサーバー運用業務構築、サーバー引越企画立案からセキュリティ対策、サーバー設計から省電力データセンター設計・施工管理業。広い範囲でデータセンターに関係することをSNSで発信。現在は独立行政法人産業技術総合研究所にて省電力データセンター研究を行なっている。「データセンターはサーバーを置く場所でありサーバー進化に合わせてデータセンターも進化するべき」 Twitterアカウントは@sugipooh

パーソナルデータ活用「セーフとアウトの明暗がはっきり」、産総研の高木氏

(IT Pro/11月10日)

「2013年7月以降にパーソナルデータの活用を巡ってインターネットで議論となったJR東日本やNTTドコモ、KDDIなどの4件について、それぞれの違いを指摘」。たくさんのデータを処理できる時代にどんな事例が適法で、どんな事例がアウトかを説明している。

OpenStackはPaaSをカバーすべきか、そうでないのか

(atmarkIT/11月10日)

「OpenStackは、オープンソースIaaSのプロジェクトとしてスタートしたが、その活動の対象はより上位のレイヤに今後大きく広がっていく可能性がある。」OpenStackプロジェクトへの参加者が増え、IaaSにおけるサーバープロビジョニングだけでなく、求められる機能のレイヤーが上がっている。

HPのNonStop Server、CPUをItaniumからx86へ切り替える?

(財経新聞/11月10日)

「Nonstopサーバーは可用性を高めたシリーズだが、Itaniumに代わって採用されるのはXeon E7 V2シリーズらしい。」ItaniumとXeonの棲み分けに失敗したのか、XeonユーザーのItaniumへの移行に失敗したのか? よくわからないが、HPもとうとうItaniumをやめるのだろうか。

通信事業者に新しいビジネスを、基地局とサーバを一体化するサービスをNSNが提案

(EE Times Japan/11月10日)

「ノキアソリューションズ&ネットワークス(NSN)は、プライベートイベントを東京で開催」「Liquid Applicationsは、「基地局とサーバを一体化する」もの」。日本国内の“データセンター”は1000カ所もないが、携帯基地局は20万カ所を超えるそうだ。中央(大手町)と通信する必要のない“地域情報”は地域サーバーにアクセスするようになれば、携帯無線基地局が有望なデータセンターとなる。

ヤマハ発動機、グローバル情報共有基盤をOffice 365で統一

(クラウドWatch/11月10日)

「導入プロジェクトが最終決定したのは2013年2月、そこから7月にはインドとシンガポールへの導入を完了。元々のスケジュールがタイトだった上に、インドの工場新設が急浮上。プロジェクト全体が約半年繰り上げられたにも関わらず、導入はスムーズに進んだという。」大規模なクラウドサービスの採用は、やはり使いこなす技術力のある企業から。

クラウドOSビジョンに基づいたWindows Server 2012 R2の新機能を説明~日本マイクロソフト

(クラウドWacth/11月10日)

「パブリッククラウドサービスで新しいサーバー技術を実践し、そこで得た経験や知見を製品開発に生かす体制となっている」「年間出荷されるx86サーバーのおおよそ1割をマイクロソフト自身が購入」。マイクロソフトはクラウドサービス事業者として、すごい台数のx86サーバーを購入している。

NEC、ファクトリコンピュータの新製品――従来機に比べ最大2倍の処理性能

(Tech On!/11月10日)

「CPUとチップセットの刷新により処理性能を従来機種の1.5~2倍に高めた。」「ファクトリコンピュータに求められるRAS(Reliability・Availability・Serviceability)機能を装備」。安価なサーバーとは異なる、生産機としての仕様を持つコンピュータ。

『オープンデータ概論 ver.3』をSlideShareに掲載。ページ数は222ページ

(Alternative BLOG/11月11日)

「これまでのオープンデータに関する講演や、調査内容をもとに、SlideShareに『オープンデータ概論 ver.3』としてまとめました。」オープンデータとは何か?がわかる力作です。

複合機「データ丸見え」はネット接続設定の見直しで防止を、IPAが注意喚起

(INTERNET Watch/11月11日)

「利便性が高まった一方、ネットワーク接続機能を利用する場合は、適切なセキュリティ設定を行わなければ、本来公開すべきではないデータが第三者に閲覧される可能性がある。」今後もインターネットに接続する機器は増え続けるが、外部からのアクセスが可能な“外出し”には十分な検討が必要。

HVDCの本格導入は韓国データセンターの方が先?

(ASCII.jp×TECH/11月11日)

「SETはデータセンターの省エネ化を手がけるベンダーで、高電圧直流給電(HVDC)と高効率ヒートポンプの空調を組み合わせた冷却空調システムを展開している。」「特にCO2削減に関しては、目標が達成出来ないと罰金が課せられる」。日本でもエネルギー効率の悪いデータセンターに“罰金”が科されるようになるかもしれない。

SETが紹介した、ヒートポンプを用いたデータセンターの冷却空調システム

ネットワンの次世代ICTデモセンター、「顧客環境での実証」も可能に

(クラウドWacth/11月11日)

「デモで紹介した次世代ICT基盤を顧客の自社環境で実証実験できる「Proof of Concept」機能を追加」「Proof of Conceptメニューとしては、「事業継続/災害対策」「仮想デスクトップ」「データバックアップ」「UC無線LAN」の4種類から用意。順次拡充していく。」顧客に提案内容をわかりやすくするためのデモ環境を作っている。

【OpenStack Summit】PayPal、eBay、VMware、NTTのセッションとIntel講演、2014年の重点分野 など

(クラウドWacth/11月11日)

「ここでは、基調講演以外のトピックをレポート」「「ネットワーク技術者とコンピュータ技術者との壁をどう解決したか」という質問も出た。」さまざまなエンジニアから現場を越えてきた経験が報告されている。

PaaSレイヤーの「シングルテナント」と「マルチテナント」はどちらが優位か?

(Engine Yard/11月12日)

「「マルチテナント」という言葉の火付け役ともなった「SaaS」を含む、クラウドサービスの基本の3形態、そして「マルチテナント」とそれに相対する「シングルテナント」がどういったものなのかをおさらいします。」PaaSが使うインフラに違いあり、複数のデータセンターを使うモデルは従来からのモデルと違うとのこと。

「シングルテナント」と「マルチテナント」の違い

IT業界で最も恐れられている男 Amazonのジェフ・ベゾス

(BLOGOS/11月12日)

「Appleのスティーブ・ジョブズが亡き今、IT業界で一番注目すべき人物はAmazon.comのCEO、ジェフ・ベゾスだと思う。」ベゾス氏の半生が本になって、内容がレポートされている。

(→次ページ、ポルトガルテレコムの“かっこいい”DC紹介ビデオ)

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

アクセスランキング

集計期間:
2024年03月22日~2024年03月28日
  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード