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アカザーも唸る、4Kゲームの高画質

まさに本物の品質、「TH-L65WT600」で“ゲームも4K”を先取り

2013年11月27日 11時00分更新

文● アカザー/週刊アスキー編集部

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「4Kビエラがゲームを別ものに進化させた!」
週刊アスキー編集部 アカザー

 「アカザーさん、実車に乗っているようなレースゲームを体験したくないですか?」の言葉に軽い気持ちで返事をしたのはいいが、連れて行かれた先は大阪府の門真市にあるパナソニックのテレビ事業部。

頭で考えるより体験したほうが早い、TH-L65WT600でハイクオリティーな4Kゲームを体験すると、そんなシンプルな感動が沸き起こる。

 「レースゲームやるのに新幹線で大阪かよ! なんでやねん!」と心の中でツッコミつつも、担当者に案内されるまま4Kビエラの最新機種「TH-L65WT600」の前に。しかし、65型の大画面に流れる「Project Cars」のデモを見た瞬間、大阪まで来た意味を理解。

 「コレ、プロレーサーが使ってるドライビングシミュレーターよりスゲェんじゃね!?」

 家電量販店の店頭などで、4Kテレビの映像を観たコトがある方はご経験がお有りだと思うが、足を止めて映像に魅入られてしまうあの感じ。以前、4K対応のレースゲームをイベントで体験したことがあるのだが、その時とは全く別物の映像体験(その時は4K対応ゲームなのに、HDMI出力のフツーのモニターでのプレイだったため)。4K60P入力で出した映像信号にこれほどの現実感があるとは!!

同席していたイトーも思わず見入ってしまうほどの臨場感。

 従来のレースゲームやドライビングシミュレーターでは、スピード感を演出する為に背景やコースサイドの観客をボカシて表現することが多い。しかし、4Kビエラで出力したProject Carsでは、レーシングスピードで走行中でも“鈴鹿のヘアピンで観戦するスタンドの観客”と目があってしまう! それほどの高精細で、その空間すべてが描かれているのだ。実際に観客の声援に包まれて、サーキットを走っているとこんな興奮があるのかも? とまで思えてしまう臨場感。

 スタンドからコース上に目をやると、さらに驚きが! コースの傾斜が手に取るようにわかる!! その理由は明快。奥のコーナーまで精細に描画されているから! 通常のレースゲームでは迫ってきたコーナーは精細に描かれることはあっても、奥のコーナーはボカされて表現される。これにより、コースが登っているのか下っているのかや、奥のコーナーまでの距離感が掴みにくい。レースゲームでよくある前走車に追突してしまうなどのアクシデントも、この距離感の掴みにくさにある。

接続したPCはGeForce GTX780を3枚差しという弩級のスペック。でも4Kビエラとの組み合わせで楽しむと、4Kゲームのトレンドは決定的とすら思えてしまうから不思議。

 無論、昨今のレースゲームやドライビングシミュレーターは、現実のサーキットのデータを基につくられているので、これらのパラメーターはちゃんと盛り込まれている。しかし、これまではその情報をリアルに出力するモニターがなかったのだ! やっと4Kビエラでそれが可能となり、まるで肉眼で捉えているかのようなドライビング体感が出来るようになった訳だ。

 また、画面に近づいて微細なディテールをチェックしているときに気付いたのだが、ドライバーズビューでプレイした感じがほぼ1/1なのだ。試しに描画されているドライバーの腕に合わせるように、4Kビエラに向かって自分の腕をつき出してみると、大きさがピッタリ。まるで自分の腕がモニターのなかに伸びているように錯覚する。

 これは、65型という巨大なサイズのなせる技なのだろうが、4Kビエラはゲームをプレイする距離感まで変えるかもしれない。巨大なモニターにここまで近づくことで、実際の視野角がモニター内のゲームと同期する感覚。コレは完全にゲームの域を超えている! 3Dシアターで映画「アバター」を見たときのように、ゲームの映像に取り込まれたような感じ。ちょっとこれはヤバイ、これからのゲームの方向性を変えちゃうかも!?

(週刊アスキー アカザー)

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