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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第28回

iPhoneで静音撮影も可能なカメラアプリ「OneCam」を徹底解説

2013年11月13日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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高画質ズームでマクロ撮影も可能

 通常デジタルズームは拡大すると、画像が荒くなるが、このアプリだとある程度までは補正されてキレイにズームできる。標準アプリでは難しマクロ風の撮影も可能だ。

ゲージを動かして拡大する

拡大して撮影した写真。細部まで撮れているのがわかる

露出とフォーカスを別々に指定する

 通常は、撮影画面のタップしたところにフォーカスが当たり、露出もそこで計測される。しかし、暗いところで撮影する場合、露出とフォーカスを別々に指定したいことがある。標準のカメラアプリでは無理だが、本アプリなら「マニュアルモード」をオンにすれば利用できる。撮影時は、フォーカスしたいところをタップしたあと、赤い枠を露出したいポイントに動かして撮影すればいい。

設定画面の下にある「フォーカスと露出」の「マニュアルモード」をオンにする

フォーカスを当てるところをタップしたら、露出を撮りたいところに赤い枠を動かす。この時、フォーカスの青い枠を動かすことも可能だ

SNSやメールで写真を転送・共有する

 撮影した写真はカメラロールに保存されるので、ほかのアプリから利用できる。しかし、TwitterやFacebook、Instagramなど、利用するサービスが決まっているなら、本アプリから直接投稿することも可能だ。

共有ボタンをタップすると、様々なSNSに投稿できる。コピーしたりメールに添付することもできる

Twitterの投稿画面。Twitterアプリを起動せず、手軽に投稿できるのが便利

iPhone 5sのAirDropにも対応している

設定をカスタマイズすればさらに快適に!

 ▲メニューから「設定」を開くと、さまざまな設定項目が現れる。普段はバッテリー消費を抑えるためにディスプレーを暗くしているなら、「iPhoneの明るさ」をオンにしよう。アプリを起動すると自動的に設定した明るさにしてくれる。次にスリープボタンを押すと、元の明るさに戻る。

 日付を入れる場合、通常の白色のほか、黒やオレンジなども選べる。左右フリックで特定のSNSに投稿するジェスチャー機能も用意。Twitterに投稿する場合は、解像度をさらに小さく設定することができる。

設定画面の上部。画面の明るさやズームのオンオフ、ジェスチャーなどを設定する

マニュアルモードのオンオフや、日付カラーや投稿用画像の解像度などを設定する

 以上が「OneCam」の説明書となる。静音というレア機能に加えて、連写やタイマー撮影機能、高画質ズームなど便利機能が満載。低解像度でOKな普段使いにぴったりな神カメラアプリだ。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


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