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O2Oマーケティング「LINEコラボアカウント」提供開始

2013年11月11日 05時39分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 スマホ向け無料通話・メールアプリ「LINE」では、「友だち追加」したユーザーに対してメッセージやクーポンを直接配信することができる「LINE公式アカウント」を企業向けに提供している。購読しているLINEユーザー数はのべ2億人以上(2013年10月末現在)に到達。マクロミルの調査結果によると、そのうちの37.6%が実店舗へ足を運び、割引クーポンを利用している。

 こうした企業のLINE公式アカウントに対して、ネットから実店舗への誘導というO2O(オー・ツー・オー)マーケティングの観点で一定の評価が得られたことから、LINEはO2Oマーケティングの新たな手法として「LINEコラボアカウント」の提供を開始した。

 まずはローソンとマツモトキヨシの大手小売2社がすでに提供している「LINE公式アカウント」を活用。ローソンは約1100万、マツモトキヨシは約610万の購読者を抱えているが、これらの購読者に対して自社商品の販売促進のためのクーポンや商品告知メッセージを配信する。

 第1弾として12月上旬に、ローソンのLINE公式アカウントにおいて、サントリー食品インターナショナルがローソン限定で発売する新商品「ボスカフェ ホワイトラテ」「同 ダークプレッソ」(以下、「ボスカフェ」)の商品告知・クーポン配信を実施。また、11月12日よりLINE公式アバターサービス「LINE PLAY」内で展開しているローソンの公式ルームに「ボスカフェ」専用コーナーを設置し、「仮想Loppi」から、実店舗の「Loppi」で引き換え可能な割引クーポンを配布する。

 アスキークラウド創刊2号(8月24日発売)では「NECカシオ撤退でも普及率は3割未満 第2次スマホバブルがやってくる」と題し、スマホの普及拡大とそれにともなうビジネスチャンスについてまとめている。今回は「スマホ×SNS×マーケティング」の新展開として注目される。

「LINEコラボアカウント」のイメージ

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