佐武宇綺が聞いちゃいます オーディオのココが知りたいです! 第5回
ホームシアター付きで飲食も可能な快適空間でうっきーがDJデビュー?
最高にいい音が聴ける無料空間「Studio A」の設備がヤバい (2/4)
2013年11月20日 11時00分更新
「音を聴く」ためにとことん作り込まれたスタジオ
今回はいつも頑張っている佐武さんにリフレッシュしてもらおうと思い、Studio Aの吉町さんにさまざまなオーディオやホームシアターについてお聞きしながら、音楽・映像を楽しんでもらいました。
―― 地下鉄副都心線の北参道駅から歩いて数分。閑静な住宅街の中にStudio Aはあります。
佐武 (トビラを開けて入った瞬間)こんなオシャレなところあるんですね~! CDJもある!
吉町 どうぞ、試してみてください。できるんですか?
佐武 できないんですけど、ちょうど今勉強していて。え~、来て早々すごいんですけど! これがストップ、これがスタート……。(CDJをいじりながら)本当にすごいんですけど! オーディオルームの中にCDJもあるなんて……。これ、CDでDJができるからCDJなんですよね。これ、なんだろ(型番を確かめる)。CDJ-850。覚えておこう、これ。カッコいい!
CDJ-850
クラブスタンダードレイアウトを採用し、直径206mmのジョグ(丸い操作部)を搭載。MP3、AAC、WAV、AIFFの音楽フォーマットに対応し、インターフェースにUSBの入力端子を備えているので、さまざまなメディアでDJプレイを楽しめる。
―― スタジオの中には大小さまざまなスピーカーもあります。
佐武 わ~、すごいのがいっぱいある~! なんだろう、もうオシャレの極み~! 今日佐武もオシャレしてきたんですけど、よかったなあと思いました。すごいカッコいいものばっか!! 見てくださいこのホワイトのスピーカー。 この赤もカッコいいし。なんでこんなカワイイのがいっぱいあるの? 見たことないものが多いかも。これは何ですか?
吉町 このボードは自転車の空気入れで空気を入れるんです。
佐武 あ、ここが膨らむんですね。
吉町 もともと電子顕微鏡台などで使用されているエアーフローティング構造を利用しています。空気はバネやゴムなどあらゆる制振材と比べても、圧倒的に振動遮断特性が優れているんです。RAF-48Hにオーディオ機器を設置すれば、設置面からの振動をほぼ完璧に取り除くことができます。天板のヒッコリーボードとの相乗効果で歪みや付帯音が減少し、音質がすごく向上しますよ。
エアフローティングボード RAF-48H
オーディオ機器の下に設置することで、設置面からの振動をボード内の空気で抑制。音質の向上や位相特性が改善される。耐荷重は最大60kgまで。価格は11万5500円だ。
佐武 この下の台もそうですか?
吉町 これは台の中に水晶が入っています。
佐武 これやっぱり違うんですか?
吉町 RST-38Hは天然水晶粒子が充填材となって、天板がフローティングしています。それでスピーカーなどから発生した振動を熱エネルギーへと変換することにより素早く吸収、消滅させます。当然、床へ伝わる振動もほとんどなくなるため、逆行振動による影響もなくなり再生音は非常にクリアになるんです。
クォーツアンダーボード RST-38H
こちらもオーディオ機器の下に設置するアンダーボード。ボード内の天然水晶がオーディオ機器からの振動や床から伝わる逆行振動を遮断する。最大耐荷重はなんと200kg。価格は11万3400円だ。
佐武 すごい! こだわるといろいろあるんですね。
吉町 どこか空けてみましょうか。ここの下を見てもらえると。
佐武 なんだなんだ!!
吉町 歩いていても振動が伝わってしまうので、この部屋の全てのオーディオの下に台を置いてます。
佐武 これもだ!
吉町 これも水晶です。
佐武 本当だ! こっちの大きい水晶はなんですか?
吉町 これもちょっと不思議なものなんですが、超低周波発生装置なんです。地球が地表と電離層との間に発生させている7.83Hzの共鳴波のことで……。
佐武 わわわ、ちょっと難しい笑
吉町 いきなりお勉強みたいになってしまって申し訳ないですね笑。 その共鳴波はドイツの物理学者W.Oシューマン博士により発見されたのでその名前がついています。地球が誕生したころから続いている、いわば「地球の呼吸」とも呼べる現象で、研究によれば脳に非常に良い作用があるといわれています。現代社会では、携帯など、飛び交う電波や電磁波などによって、それがかき乱されたり、消されたりしているので、これで整えるような効果がありますね。
佐武 すっごい! どういう力が備わっているのかわからないけど笑
吉町 音の空間がよくなるんです。何から何までこだわりのある部屋にしています。
佐武 すごいですね、こだわりすぎですよ笑。
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