一気に順位を上げるミクZ4
表彰台をかけたバトルに挑む!
ライバルたちがルーティンのピットインに入ると一気にレースが動いた。じわりじわりと順位をあげ、気がつくと4番手にまで上がっていた。この時点で1位は#11 ゲイナー SLS、2位は#16 無限 CR-Z、3位は#61 SUBARU BRZ。ゲイナー SLSはダンロップのタイヤも大当たりだったようで一部の隙も無く独走状態だった。だが、レース終盤で2位は盤石と思われた無限 CR-Zが徐々にペースダウンして猛追撃していたBRZが追いついてくる。それにともない、ミクZ4もじわじわとタイム差を詰める。
しかし、もてぎのレースは250km。いつもよりも短い距離のため、そのまま無限 CR-Zが2位で逃げ切った。ファイナルラップでBRZはまさかのスピンを喫し無限 CR-Zに逃げられてしまい、そこにミクZ4が襲いかかったが、もはや追い抜くには時すでに遅し。ミクZ4は、そのまま4位でチェッカーを受けた。
この結果からGSR&Studie with TeamUKYOのドライバーズランキングは3位、チームランキングも3位で2013年のSUPER GTは終了した。
なお、痛車のランキングは3位:#4 ミクZ4、25位:#2 エヴァマクラーレン、28位:#48 IS GT-R、29位:#5 マッハ先輩、#9 攻殻ポルシェはノーポイントという結果になった。
シーズン当初に掲げた目標「王座奪還」はならなかったが、1年を通して見応えのあるシーズンであった。初戦の岡山で2位になったかと思えば、次の富士では表彰台圏内を走行中にバースト。セパンでは予選16位から6位まで上げての完走。SUGOではマモノの餌食となり、タイヤのギャンブルを外しノーポイント。鈴鹿では予選17位と今シーズン最悪だったが、助っ人のワークスドライバー、ヨルグ・ミュラー選手の活躍もあり、ライバルより1回多くピットインしたにもかかわらず2位表彰台を獲得。が、レース後の車検で一転失格となってしまう(詳細はこちら)。
不退転の決意で臨んだ2回目の富士は、ドンピシャのピットタイミングで優勝。勢いに乗ったオートポリス戦も優勝し、ミクGTプロジェクト初の2連勝を達成。シーズン途中で諦めムードが漂っていたチャンピオンシップに突如2位で復帰した。最終戦はライバルたちに完敗だったものの、見ているファンに夢と希望と期待を抱かせてくれる、そんなシーズンだった。
あとのレースは、23~24日に開催される特別戦のJAFグランプリのみ(富士スピードウェイ)。正真正銘今年最後のレースをぜひ応援に行こう!
そして、来年があるかどうかはまだ未定だが、もしあるのなら今度こそ天使のミクさんに戴冠を!
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