月刊「アスキークラウド」創刊3号(11月号/9月24日発売)で「10億円ビジネスを作ろう 現金決済 150兆円争奪戦」と題した特集記事を掲載しているように、クレジットカードや電子マネー、デビットカードなどを活用した“脱現金決済”は今後、国内でも普及していくと予測される。
同誌でも触れたとおり、スマホを利用したクレジット決済サービス「スクエア(Square)」が日本市場に参入するなど、国内での脱現金決済サービスの動きは活発化しつつある。そんななかで韓国のイービーカード(EB CARD)とKDDIは、auスマホを韓国電子マネーに対応させると発表した。
イービーカードは韓国でプリペイド式電子マネー「Cashbee(キャッシュビー)」を提供しているが、今回、NFCを活用することで、KDDIが提供するauのスマホを使ったキャッシュビーでの決済サービスを韓国国内で展開する。auスマホに専用アプリをダウンロードし、クレジットカード登録を経てキャッシュビーの利用金額をチャージすれば利用できる。
対象機種は、2012年11月以降に発売されたNFC対応のauスマホ。利用できるのは韓国内のキャッシュビー加盟店で、ロッテグループのデパートやコンビニ、飲食店、エンターテイメント施設など約7万店舗に及ぶ。サービスの開始は14年3月を予定している。
14年2月にはNTTドコモも、マスターカード(MasterCard)の非接触決済サービス「マスターカード ペイパス(MasterCard PayPass)」をスマホに対応させ、国内外のマスターカード ペイパス加盟店でスマホのクレジット決済を行えるようにする。脱現金決済サービスではスマホが有効なツールとなるため、通信キャリアはサービスの拡充に余念がないようだ。
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■KDDI
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