マップアール・テクノロジーズは11月6日、同社のHadoopディストリビューション「MapR」において、包括的なセキュリティ認証機能とアクセスコントロール機能をネイティブ実装したと発表した。
Hadoopの導入においてはセキュリティ確保が重要な課題だった。今回マップアールではセキュリティ機能を内部実装し、なりすましやマルウェア、悪意のあるリモートプロシージャコールなどの脅威から、エコシステムコンポーネントを含むHadoopシステム全体を守ることができるようになる。強力な認証によって、テーブルやカラム、ジョブやキュー、そしてボリュームにいたるまでのアクセスコントロールが実現する。
MapR顧客は、Kerberos認証/非Kerberos認証(ネイティブHadoop認証)のどちらかの認証手段を選択することができる。ファイルのリード/ライド、「HBase」の運用、MapReduceジョブの投入などすべての操作、またHadoopクラスタ内のノード間通信をセキュアに実行できるとしている。