フルHD超の高精細液晶搭載で2万800円!
Amazon「Kindle Fire HD 8.9」
最新のNexus 7やiPadの特徴はなんといっても高精細な液晶画面で、その滑らかな字体に慣れてしまうと、密度の低い液晶画面が苦痛になってしまうと言う人もいるくらい。
高精細な液晶解像度を低価格で手に入れたいなら、Amazonの電子書籍リーダーでもある「Kindle Fire HD 8.9」となる。
2万800円という価格ながら、1920×1200ドットというフルHDよりも一回り大きな解像度を持つ。画面は電子書籍リーダーとして使いやすい16:10の縦横比となっている。
本来は電子書籍リーダーだが、ウェブブラウズやメールや動画も楽しめ、タブレットと言っても問題ない機能を持っている。アプリはiOSやAndroidほどの種類はないが、必要最小限は揃っており、SNSの利用も可能だ。
惜しむべくは、1.5GHzのデュアルコアというプロセッサー性能。最新のクアッドコア機よりはパフォーマンスが低いことは否めない。また、Google Playに非対応で、追加アプリはAmazon独自のストアから入手する必要がある。
Kindle Fire HD 8.9(16GB)
- CPU:TI OMAP 4470(2コア、1.5GHz)
- ストレージ:16GB
- 画面サイズ:8.9インチ
- 解像度:1920×1200ドット
- 紹介ページ
スタンド付きで独自形状が魅力
レノボ「YOGA TABLET 8」
最近は「ThinkPad」というノートPCだけでなくタブレット製品にも力を入れているレノボ。最近、iPad発売日の前日に大々的に発表したのが「YOGA TABLET」シリーズだ。その中でも8インチの「YOGA TABLET 8」は同社イチオシの新製品だ。
独自の円筒を横に付けたような形状が特徴的。スタンドを内蔵しており、置いたまま画面を見れるために大変便利だ。なぜ、ほかのタブレットにこのような機能がないのが不思議に思うくらい。この形状やバッテリー持続時間にメリットを感じることができれば、いい選択と言えよう。さらにバッテリー駆動時間が16時間と長いこともメリットだ。
ただ、お買い得という観点から見るとちょっと弱い。大手量販店価格はNexus 7(2013)の16GBと同じ2万7800円。11月1日に発売されたばかりということで、これから価格がこなれてくれば、お買い得度の高いタブレットのひとつになりそうだ。
レノボ YOGA TABLET 8
- OS:Android 4.2
- CPU:MediaTek MT8125(4コア、1.2GHz)
- メモリー:1GB
- ストレージ:16GB
- 画面サイズ:8インチ
- 解像度:1280×800ドット
- 紹介ページ
次世代Windows 8タブレットを先取り
ASUS「TransBook T100TA」
まもなく大量に新製品の登場が予想されるコードネーム「Bay Trail」こと新しいAtomプロセッサー。前世代の「Clover Trail」でも不満なくWindows 8が動いていたため、期待している人も多いだろう。
そんな新Atomプロセッサーを搭載したWindowsタブレットがASUSの「TransBook T100TA」。ドッキング式のキーボードを装着できるWinodwsタブレットシリーズだが、その中でも最もシンプルなスペックの「T100TA-DK32G」が販売開始された。
現在の価格は大手家電量販店で4万4800円。取り扱い店舗もそれほど多くないため、価格競争はこれからかもしれないが、キーボードが付いてこの価格は現時点で十分にお買い得。
今後、ストレージ容量が大きなモデルやマイクロソフトオフィスプリンストールモデルも登場するため、そちらを待ってもいいだろう。
なお、Clover Trailを搭載する8インチWindows 8タブレットは、300ドルを少し上回る価格で海外発表が相次いでいる。8型でキーボードなしで300ドルに対し、10.1型で合体キーボード付きでこの価格は納得だろう。
ASUS TransBook T100TA-DK32G
- OS:Windows 8.1
- CPU:Atom Z3740(最大1.86GHz)
- メモリー:2GB
- ストレージ:32GB
- 画面サイズ:10.1インチ
- 解像度:1366×768ドット
- 紹介ページ
タブレットは今後2極化していく!?
iPadやNexusが、価格、性能、通信回線付きラインナップという面で優位な現在のタブレット市場。では、そのほかの製品が縮小していくのかと言えば、そうでもないと筆者は予想している。
レノボのYOGA TABLETのように、形状を工夫し、使う人に合わせて多彩な製品が出てくる可能性や、とにかく低価格な製品の登場で普及が加速する可能性がある。
ウェブ閲覧デバイス自体は、これから家庭内でどんどん需要が増え、1人1台を超えて用途やシチュエーション別に1人で2~3台持つという時代が来るかもしれない。
今後はより低価格なものと、より機能や品質を重視したものとに2極化するのではないか。そうなると用途や予算で割り切ることができるので、選びやすくなるだろう。
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