キヤノンは11月5日、MR(Mixed Rral:複合現実感)システム「MREAL」の新製品として、手持ち型の3Dディスプレー「MREAL HH-A1」とソフトウェア「MREAL Platform MP-110」を発表、12月中旬より発売する。
MREALは同社の拡張現実システムで、これまでヘッドマウント型のディスプレー「MREAL HM-A1」を展開していた。HH-A1では頭に装着するのではなく手に持ちながら見ることで、ショールームや展示会など多人数が利用するケースで手軽に交代・体験することができるという。また、両手を使う仮想環境用にこれまでどおりHM-A1も併売する。
新ソフトウェアでは各種機能が向上したほか、HH-A1の上部に専用カメラを装着し、マーカーと組み合わせること位置合わせの時間を短縮できるのが特徴。また、同社のでネットワークカメラ「VB-H41」と併用することで現実映像とデジタルデータを合成し、装着者を客観的に見ることも可能になる。
HH-A1は表示解像度1280×960ドット、DVI-D端子×2の3D表示系と撮像機能を組み合わせたもの。サイズは幅約230×奥行き97×高さ90mm、重量は約490g。MP-110の対応OSはWindows 7ProおよびWindows XP(SP2以降)。価格はいずれもオープンプライス。
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