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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第61回

「LG G2」「Xperia Z1」「Note 3」冬の最強スマホを比較!

2013年11月05日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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 2013年冬モデルのスマホが順次発売されている。特にグローバルでいち早く発表されていた機種は、10月に次々と発売され、スペックも高く、今まさに新機種を購入したいという人も多いだろう。そんな世界でも人気の3機種「LG G2」「Xperia Z1」「GALAXY Note 3」を比較する。今回はまずスペックと料金中心に見ていこう。

LG G2

Xperia Z1

GALAXY Note 3

ハイスペックな3機種の性能をチェック

 今回比較する機種はNTTドコモから2機種、「G2 L-01F」「Xperia Z1 SO-01F」、それからau「GALAXY Note 3 SCL22」の計3モデルだ。

 まずは簡単に紹介していく。

●ドコモ「G2 L-01F」
LGのフラッグシップモデル。8月に海外で発表された「LG G2」の日本版だ。背面に用意された電源キー、ボリュームキーがデザイン面で特徴的。

●ドコモ「Xperia Z1 SO-01F」
こちらは9月に発表があり、すでにドコモとauから発売されている。今回テストしたのはドコモ版だが、外観/カラバリ/スペック面とほとんど共通で、違うのは通信方式が中心だ。

●au「GALAXY Note 3 SCL22」
こちらも9月に発表があり、Xperia Z1と同じくドコモとauからも発売。今回テストしたのはau版だが、Xperia Z1と同じく外観やカラバリ、スペック面はほとんど共通。オプションの「GALAXY Gear」も用意されるカラバリに違いはあれど、中身は基本同じものとのこと。

 まずは詳細なスペック表を掲載するが、極めて高性能となっている。

  ドコモ
「G2 L-01F」
ドコモ
「Xperia Z1
SO-01F」
au
「GALAXY Note 3
SCL22」
メーカー LG ソニーモバイル サムスン電子
本体サイズ 約71×139×9.2mm 約74×144×8.5mm 約79×151×8.3mm
重量 約145g 約171g 約171g
画面サイズ 5.2型 5型 5.7型
画面解像度 1080×1920ドット 1080×1920ドット 1080×1920ドット
OS Android 4.2.2 Android 4.2.2 Android 4.3
CPU クアッドコア 2.3GHz クアッドコア 2.2GHz クアッドコア 2.3GHz
ROM/RAM 32GB/2GB 32GB/2GB 32GB/3GB
メモリーカード カードリーダー同梱 microSDXC(64GB) microSDXC(64GB)
下り最大通信速度 112.5Mbps
(Xi)
150Mbps
(Xi)
150Mbps
(4G LTE)
LTE対応周波数 2.1GHz/1.5GHz
/800MHz
2.1GHz/1.7GHz
/1.5GHz/800MHz
2.1GHz/1.5GHz
/800MHz
無線LAN 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応
テザリング ○(最大8台) ○(最大10台) ○(最大10台)
カメラ画素数 1320万画素CMOS
(裏面照射型)
2070万画素CMOS
(裏面照射型)
1320万画素CMOS
(裏面照射型)
インカメラ 240万画素CMOS
(裏面照射型)
220万画素CMOS
(裏面照射型)
210万画素CMOS
防水/防塵 ×/× ○/○ ×/×
ワンセグ連続視聴 6時間50分 5時間50分 7時間20分
フルセグ連続視聴 × 3時間30分 ×
FeliCa
赤外線通信
NFC
Bluetooth 4.0 4.0 4.0
HDMI △(SlimPort) ○(MHL) ○(MHL)
Miracast
SIM形状 microSIM microSIM microSIM
バッテリー容量 2900mAh 3000mAh 3200mAh
Qi × × ×
カラバリ Indigo Black、LunarWhite Black、White、Purple クラシック・ホワイト、ジェットブラック

掲載当初、GALAXY Note 3のRAM容量に間違いがありました。お詫びして、修正いたします。

 今回からスペックの項目に、フルセグとLTEの対応周波数帯、ワイヤレスでスマホの画面を出力できるMiracastの対応を追加した。

 GALAXY Note 3だけはOSのバージョンが4.3。また5.7型という大画面を搭載している。ただしフルセグには非対応。バッテリー容量が大きく、さらにワンセグの連続視聴時間も公式スペックでは3機種中最長である。なお赤外線機能はリモコンとして使えるだけで、いわゆるアドレス帳などをやりとりする、赤外線通信の機能はない。

 LG G2も5.2型と大画面でありながら、軽量であるのと同時に、比較的コンパクトなサイズを実現している。片手操作で重さが気になる人には良さそう。ただし防水には非対応だ。

 LTEでもドコモ冬モデルでは唯一1.7GHz帯に対応しておらず、最大通信速度は112.5Mbpsまで。現時点ではドコモ/auともに150Mbpsのエリアは狭いものの、ドコモは今秋以降に都心部を中心に1.7GHz帯の基地局を増設していくとのことで、長く使うのであれば若干気になるところ。また、GALAXY Note 3と同じくフルセグ、防水には非対応。

 さらにmicroSDカードの追加には非対応で、その代わりにメモリカードリーダーが同梱。このカードリーダーは最大256GBのカードに対応するという。また外部ビデオ出力は現時点で主流のMHLではなく、新型Nexus 7などと同様のSlimPortに対応していたため△とした。

 Xperia Z1はコンデジクラスの大きなカメラセンサーを搭載し、画素数も2070万。ソニー製らしく日本向け機能にもひと通り対応し、「おくだけ充電」を除く全部入りを実現している。バッテリー容量は3000mAhとなり心強いが、反面ワンセグの連続視聴時間は、3機種中もっとも短く、実際に使ってみてどうなるか気になるところだ。

 ここは対応機能でまずXperia Z1がまずはリードといったところだが、3機種ともスペック自体は高いうえ、かなりの個性派。今後のテストが楽しみだ。

 続いて外観をチェックする。

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