2013年冬モデルのスマホが順次発売されている。特にグローバルでいち早く発表されていた機種は、10月に次々と発売され、スペックも高く、今まさに新機種を購入したいという人も多いだろう。そんな世界でも人気の3機種「LG G2」「Xperia Z1」「GALAXY Note 3」を比較する。今回はまずスペックと料金中心に見ていこう。
ハイスペックな3機種の性能をチェック
今回比較する機種はNTTドコモから2機種、「G2 L-01F」「Xperia Z1 SO-01F」、それからau「GALAXY Note 3 SCL22」の計3モデルだ。
まずは簡単に紹介していく。
●ドコモ「G2 L-01F」
LGのフラッグシップモデル。8月に海外で発表された「LG G2」の日本版だ。背面に用意された電源キー、ボリュームキーがデザイン面で特徴的。
●ドコモ「Xperia Z1 SO-01F」
こちらは9月に発表があり、すでにドコモとauから発売されている。今回テストしたのはドコモ版だが、外観/カラバリ/スペック面とほとんど共通で、違うのは通信方式が中心だ。
●au「GALAXY Note 3 SCL22」
こちらも9月に発表があり、Xperia Z1と同じくドコモとauからも発売。今回テストしたのはau版だが、Xperia Z1と同じく外観やカラバリ、スペック面はほとんど共通。オプションの「GALAXY Gear」も用意されるカラバリに違いはあれど、中身は基本同じものとのこと。
まずは詳細なスペック表を掲載するが、極めて高性能となっている。
ドコモ 「G2 L-01F」 |
ドコモ 「Xperia Z1 SO-01F」 |
au 「GALAXY Note 3 SCL22」 |
|
---|---|---|---|
メーカー | LG | ソニーモバイル | サムスン電子 |
本体サイズ | 約71×139×9.2mm | 約74×144×8.5mm | 約79×151×8.3mm |
重量 | 約145g | 約171g | 約171g |
画面サイズ | 5.2型 | 5型 | 5.7型 |
画面解像度 | 1080×1920ドット | 1080×1920ドット | 1080×1920ドット |
OS | Android 4.2.2 | Android 4.2.2 | Android 4.3 |
CPU | クアッドコア 2.3GHz | クアッドコア 2.2GHz | クアッドコア 2.3GHz |
ROM/RAM | 32GB/2GB | 32GB/2GB | 32GB/3GB |
メモリーカード | カードリーダー同梱 | microSDXC(64GB) | microSDXC(64GB) |
下り最大通信速度 |
112.5Mbps (Xi) |
150Mbps (Xi) |
150Mbps (4G LTE) |
LTE対応周波数 |
2.1GHz/1.5GHz /800MHz |
2.1GHz/1.7GHz /1.5GHz/800MHz |
2.1GHz/1.5GHz /800MHz |
無線LAN | 2.4/5GHz対応 | 2.4/5GHz対応 | 2.4/5GHz対応 |
テザリング | ○(最大8台) | ○(最大10台) | ○(最大10台) |
カメラ画素数 |
1320万画素CMOS (裏面照射型) |
2070万画素CMOS (裏面照射型) |
1320万画素CMOS (裏面照射型) |
インカメラ |
240万画素CMOS (裏面照射型) |
220万画素CMOS (裏面照射型) |
210万画素CMOS |
防水/防塵 | ×/× | ○/○ | ×/× |
ワンセグ連続視聴 | 6時間50分 | 5時間50分 | 7時間20分 |
フルセグ連続視聴 | × | 3時間30分 | × |
FeliCa | ○ | ○ | ○ |
赤外線通信 | △ | ○ | △ |
NFC | ○ | ○ | ○ |
Bluetooth | 4.0 | 4.0 | 4.0 |
HDMI | △(SlimPort) | ○(MHL) | ○(MHL) |
Miracast | ○ | ○ | ○ |
SIM形状 | microSIM | microSIM | microSIM |
バッテリー容量 | 2900mAh | 3000mAh | 3200mAh |
Qi | × | × | × |
カラバリ | Indigo Black、LunarWhite | Black、White、Purple | クラシック・ホワイト、ジェットブラック |
掲載当初、GALAXY Note 3のRAM容量に間違いがありました。お詫びして、修正いたします。
今回からスペックの項目に、フルセグとLTEの対応周波数帯、ワイヤレスでスマホの画面を出力できるMiracastの対応を追加した。
GALAXY Note 3だけはOSのバージョンが4.3。また5.7型という大画面を搭載している。ただしフルセグには非対応。バッテリー容量が大きく、さらにワンセグの連続視聴時間も公式スペックでは3機種中最長である。なお赤外線機能はリモコンとして使えるだけで、いわゆるアドレス帳などをやりとりする、赤外線通信の機能はない。
LG G2も5.2型と大画面でありながら、軽量であるのと同時に、比較的コンパクトなサイズを実現している。片手操作で重さが気になる人には良さそう。ただし防水には非対応だ。
LTEでもドコモ冬モデルでは唯一1.7GHz帯に対応しておらず、最大通信速度は112.5Mbpsまで。現時点ではドコモ/auともに150Mbpsのエリアは狭いものの、ドコモは今秋以降に都心部を中心に1.7GHz帯の基地局を増設していくとのことで、長く使うのであれば若干気になるところ。また、GALAXY Note 3と同じくフルセグ、防水には非対応。
さらにmicroSDカードの追加には非対応で、その代わりにメモリカードリーダーが同梱。このカードリーダーは最大256GBのカードに対応するという。また外部ビデオ出力は現時点で主流のMHLではなく、新型Nexus 7などと同様のSlimPortに対応していたため△とした。
Xperia Z1はコンデジクラスの大きなカメラセンサーを搭載し、画素数も2070万。ソニー製らしく日本向け機能にもひと通り対応し、「おくだけ充電」を除く全部入りを実現している。バッテリー容量は3000mAhとなり心強いが、反面ワンセグの連続視聴時間は、3機種中もっとも短く、実際に使ってみてどうなるか気になるところだ。
ここは対応機能でまずXperia Z1がまずはリードといったところだが、3機種ともスペック自体は高いうえ、かなりの個性派。今後のテストが楽しみだ。
続いて外観をチェックする。
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