子供のネット利用にも安心の便利機能搭載
セキュリティアプリも同梱
言うまでもなく、このところのスマートフォンやタブレットの普及には目を見張るものがある。そういったモバイルデバイスを自宅で活用するために無線LANルーターを導入する、という人も少なくないだろう。
そのためか最近の無線LANルーターには、モバイルデバイスとの接続設定を簡便にする仕様が盛り込まれていることが多い。このWRC-733GHBKもその例に漏れず、極めて簡単に接続できる“仕掛け”が施されている。
WRC-733GHBKのパッケージには、SSIDやパスワードが印刷された用紙が同梱されている。その用紙には、QRコードもプリントされていて、それがモバイルデバイスとの接続に役立つのだ。
まず、接続したいスマホやタブレットに専用アプリ「QR link」をインストール。インストールファイルはAndroid端末ならGoogle Playから、iOS系端末ならApp Storeからダウンロードできる。
そしてWRC-733GHBKの設置が完了したら、アプリを起動して件のQRコードを読みとるだけで設定が完了してしまう! 通常、手動で設定する際につきものの、“SSIDを検索してソフトウェアキーボードで長いパスワードを入力する”という行為から解放されるわけだ。
また、いったん接続設定が完了したスマホやタブレットからは、WRC-733GHBKの設定を変更することも可能なので、パソコンをまったく使わなくてもWRC-733GHBKを問題なく運用できる。
実体験から生まれた接続時間制限機能
「こどもネットタイマー」
WRC-733GHBKには、前述した「こどもネットタイマー」機能が搭載されている。これは、特定の機器が無線LANを介してネットに接続する時間を制限できる機能。
最近はネット接続することが前提となっているゲームやサービスが多いので、実際のところゲーム機やパソコンの使用を制限するよりも、ネット接続を制限したほうが現実的だったりするわけだ。
ちなみにこの機能、子供のネットゲーム三昧ぶりにほとほと困り果てたエレコムの役員が、プレイ時間を上手くコントロールできる仕組みを提案したところ、開発陣の尽力によって実現した機能なのだそう。
そんなこどもネットタイマーは、パソコンから設定することもできるが、やはりスマホやタブレットから専用アプリを利用して設定するのがカンタン。同名の専用アプリは、Android版がGoogle Playから、iOS版はApp Storeからダウンロードできる。
まず子供が使うデバイスをこどもネットタイマー専用のSSIDに接続する。これはゲーム機などから直接設定可能なほか、アプリから設定することもできる。そしてアプリから制限時間を設定すれば完了する。
筆者宅では、3歳になるムスコがまだゲームはしないものの、Nexus 7からYouTubeで鉄道動画を堪能する日々で、その視聴の長さに困っていたのだがコレで解決。タイマーで自動制御できるのはもちろんだが、自分のスマホからネット接続を強制的にオフできるのも便利だ。