パイパルがサービス展開する「ペイパルヒア(PayPal Here)」は、手持ちのスマホを使い顧客のクレジットカード払いに対応できるようにするもの。月刊「アスキークラウド」創刊3号(11月号/9月24日発売)の記事「クレジットカードから顔パスへ ペイパルの野望」でも紹介したように、スマホ向けのペイパルアプリを使って買い物ができる「顔パス支払い(チェックイン支払い)」も提供している。
これまでもペイパルのオンライン決済(ネットショッピングの支払い等)でJCBカードは利用できたが、今回、ペイパルとジェーシービーは業務提携を発表。2014年3月をめどにオフライン決済、つまりペイパルヒアによる店頭での対面決済でもJCBカードに対応する。これにより、ペイパルヒアは従来からのビザ(VISA)やマスターカード(MasterCard)、アメリカン・エキスプレス(American Express)も含め、国内で利用できる主要クレジットカードブランドを取り扱うことになる。
月刊「アスキークラウド」創刊3号では、「10億円ビジネスを作ろう 現金決済 150兆円争奪戦」と題した特集記事で、クレジットカードや電子マネー、デビットカードなどを活用した“脱現金決済”でのビジネスチャンスに触れている。ペイパルヒアとジェーシービーの業務提携はその一環として注目される動きだ。
関連サイト
■ジェーシービー
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