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Google App Indexing 発表 - Androidアプリ内のコンテンツを検索可能に

2013年11月01日 09時37分更新

記事提供:SEMリサーチ

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米Googleは2013年10月31日、Androidアプリ内のコンテンツが検索可能になったことを公式ブログで発表した。

これまでスマートフォン検索は必ずしも優れた検索体験を得られるわけではなかった。例えば、ウェブページからアプリへ、またはアプリからウェブページへ閲覧対象が変わる際、リダイレクトやポップアップダイアログ、またはスワイプやタップなど次の情報を画面表示するために、いくつかのステップを要した。アプリ内コンテンツを検索可能にすることで、検索利用者はアプリとウェブページをシームレスにアクセスすることが可能となる。

Google App indexingと呼ばれるこの技術は、Googlebotがウェブページをクロール及びインデックスするのと同様、Androidアプリ内のコンテンツを巡回・インデックスを作成する。ウェブマスター(アプリ開発者)は、アプリ内のどのコンテンツを Google にインデックスさせるかをサイトマップファイルやGoogleウェブマスターツールを通じて明示することができる。Google によると、技術的にアプリコンテンツとウェブページの紐づけ(アノテーション)が必要とのこと。

検索結果には、検索ユーザーが入力した検索クエリに関連性の高い、直接アプリ内コンテンツへ移動できるディープリンクが表示される。検索ユーザーがそのリンクをタップすると、自動的に該当するアプリが起動し、コンテンツが画面に現れる。


Indexing apps just like websites
http://googlewebmastercentral.blogspot.jp/2013/10/indexing-apps-just-like-websites.html


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スマートフォン向けのアプリ検索はまだ黎明期なので技術革新の余地が存分にあります。Google Play も AppStore もまだまだ検索技術が貧弱ですからね。数々のスタートアップ企業がアプリ検索技術を開発し公開してきましたが、本命の Google がいつアプリ内に踏み込んだコンテンツ検索を出してくるかずっと注目していました。iOS 向けのアプリは今後どうするのかな。

従来、アプリ検索最適化(ASO)と呼ばれていたものは、Google Play や AppStore へ掲載する際のタイトルや説明文の最適化、クチコミ、ダウンロードを稼ぐためのインセンティブの働きかけ・仕組化が中心になっていましたが、そのルールが少し変わってきますね。

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