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長~く使える極上のPCケース2013 第3回

長~く使える極上のPCケース2013【SliverStone/NZXT編】

2013年11月03日 12時00分更新

文● 加藤 勝明

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濃いデザインと抜群の収容力
NXZT
Phantom 820

●URL:http://www.nzxt.com/product/detail/34
●実売価格:1万5000円前後

ナナメのラインを多用した独特の雰囲気がカッコイイ「Phantom 820」。眼と口を付けたら駆逐イ級かな、と感じたら某コレクションゲームに毒されすぎだ。サイズは235mm(W)×612mm(D)×650mm(H)

 次はNZXT社製の「Phantom 820」だ。金属の質感を活かす製品が多い中、プラスチックの利点を生かしたSF/スポーツカー風のデザインを多く採り入れるメーカーだけに、このPhantom 820も今回紹介する8製品の中では最もデザインが濃い。

 それ以上にこの製品、XL-ATフォームファクター対応のフルタワーケースだけに図体がとにかくデカい。奥行き・高さともに600mm超なので、設置場所はかなり選ぶだろう。箱から出すだけでもひと仕事だ。

 だが収容力や機能はその苦労に見合うもの、といっていいだろう。パワーボタン周辺の作り込みや、独特のイルミネーション機構などからチェックしてみよう。

最近の製品には珍しく5インチベイ数が多い。ベイの目隠し板も前面下部の吸気口もメッシュ状になっており、後ろの壁が透けて見えるほど通気性重視の設計になっている

拡張スロット9本、水冷のチューブ用穴4個、背面に140mmファン1基という装備はまさにE-ATX対応といったところ。天井が屋根状になっているので、上に物が載せられないのが残念

USBポートは3.0が2基に2.0が4基。最近は前面USBポート数の少ない製品が増えてきたため、この充実度はうれしいところ。ホコリ侵入防止用カバーも付属しているが、単にペロッと取れるだけなので紛失しやすいのは残念だ

前面手前右側に集約されたスイッチ・インジケーターLED類。パッと見わかりにくいが、右側に一直線に走るアクリル部分が本製品内蔵ファンコンのインジケーターLEDになっている

最上段の5インチベイの上にはSDカードスロットに加えジョグダイヤルやボタンが。これはPhantom 820に標準装備されたイルミネーション機能の操作部だ。ジョグで発光色を選択し、ボタンで発光部位を選択できる

実際に発光させてみたところ。上部両側のラインとケース内部のLEDはジョグダイヤルで好きな色を指定できる。だが真に便利なのはI/Oパネル部を照らす白色LEDの存在。ケーブルの付け替えで懐中電灯を持ち込む煩わしさから解放されるのは大きい!

側面は上部がアクリル製の単なる窓、下部は200mmファンを備えた巨大な吸気口となっている。これならカード同士が密集したマルチGPU構成でも全ビデオカードに十分な外気を送り込めるだろう

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底面ファン穴用のエアフィルターにはちょっとした隠しスペースが。秘密のデータの隠し場所にちょうどいいかも?

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