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マイクロソフト・トゥディ 第70回

「最新パソコン、買うなら今でしょ!」—WDLCが異例のキャンペーン

2013年11月07日 20時00分更新

文● 大河原克行

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「最新パソコン、買うなら今でしょ!」キャンペーン

 WDLCが展開する「最新パソコン、買うなら今でしょ!」キャンペーンは、東進ハイスクール講師の林修氏を起用。「倍返し」や「おもてなし」「じぇじぇじぇ」などとともに、流行語大賞候補の一角と目されている「今でしょ!」をキーワードに、PCの買い換えに最適なタイミングが「今でしょ!」ということを訴求する内容となっている。

「最新パソコン、買うなら今でしょ!」キャンペーンには、東進ハイスクールの林修先生を起用

 期間は、2013年11月6日から、Windows XPのサポートが終了する2014年4月9日までの約半年間。量販店店頭でのプロモーション活動のほか、インターネットやソーシャルメディアを利用した訴求活動、タッチアンドトライイベントなどを展開する。

 主なターゲットは、約600万台とされるWindows XP搭載コンシューマPCを所有するユーザー。Windows XP搭載PCから、最新PCへの乗り換えを促進することになる。

 「5〜7年ぶりにPCを購入するといった買い換えユーザーが訴求ターゲットのひとつ。そして、どんなPCを購入していいのか分からないユーザーや、PCが進化してしまい、新たなPCを使いこなせるのかと心配に思っているユーザー、いつが買い時かが分からないユーザーも、今回のキャンペーンにおける訴求対象にしたい」とする。

 また、Windows VistaやWindows 7のユーザーに対しても、タッチという新たな利用環境を提案することもターゲットのひとつ。さらに、iPadやAndroid搭載タブレットを購入したユーザーを、Windows 8.1搭載タブレットに移行させるといった狙いも含まれている。

 日本マイクロソフトによると、Windows 8.1を搭載したPCは、300機種以上が発売されると想定されており、Windows 8発売時の250機種以上を大きく上回る見込みだ。

 「Windowsアプリも揃ってきた。Windows以外のデバイスを利用しているユーザーにとっても、これだけの選択肢から自分に適したWindowsデバイスを選べる。まさに『今でしょ!』というしかない」と香山会長は語る。

年末商戦を盛り上げつつ、Windows XP搭載PCの半減を狙う

 キャンペーンの目的は、年末商戦を盛り上げるとともに、600万台といわれるWindows XP搭載PCを来年3月までに半分以下にすること。これによって、日本で利用されているすべてのコンシューマPCに占めるWindows XPの割合を、10%以下に持っていきたいという。

 キャンペーンの終了日を、Windows XPのサポート終了日としているのも、最後の最後までキャンペーンを通じて、新OSへの移行を促したいという想いがあるからだろう。

 ここしばらく元気がなかった国内PC市場。だが、これからの半年間は、Windows XPのサポート終了、新OSや新CPUの登場、2in1やタブレットといった新たなフォームファクター製品の登場、そして消費増税特需の追い風もある。それらを捉えて、PC市場を活性化したいという強い意志を感じることができる。

 Windows陣営の想いが詰まった「最新パソコン、買うなら今でしょ!」キャンペーンといえそうだ。


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