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遠藤諭も注目! 4Kはリビングを革命する

本命の一角、VIERA初の4Kテレビ「TH-L65WT600」の価値

2013年11月14日 11時00分更新

文● 遠藤諭、ASCII.jp編集部

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マイホームや番組表も4Kに合わせて進化

 もちろんテレビとしてみたTH-L65WT600も大変魅力的だ。使ってみてまず快適に感じるのが、4Kの解像度を存分に活用したGUIだ。これまでも“スマートビエラ”の“マイホーム”といった機能で、テレビのネット接続や新しい機能の提案をしてきたパナソニックだが、マイホームの解像度が4Kになったことで、使いやすさが広がった。

 その典型例と言えるのがブラウザーや番組表。そしてPanasonic 4Kチャンネルと名付けられたネット上の4Kコンテンツを集めた配信サイトだ。たとえば、マイホーム(ネットのホーム)には、従来はアイコンが4つ登録できるだけであったが、今回からブックマークした実際のウェブサイトのサムネイルを表示する形に変更。さらに起動時にネットから読み込んで最新状態をリアルタイムに表示できる。

 一般的なPC用のウェブサイトは1000ドット以下の横幅で作られていることが多いが、4Kであれば100%(ドット・バイ・ドット)で横に4枚並べても十分。サムネイル用に縮小すると言っても画面に近づいてみれば内容を直接読めてしまうほど高精細だ。大画面を緻密に見るという画質面での素晴らしさに加え、多彩な情報を1枚の画面に並べるという実用面での4Kの素晴らしさも実感できる。

4K解像度の実力を実感できる、番組表

 また番組表は丸々27チャンネル24時間分が一画面に表示できるようになった。一般的な視聴距離(フルHDでは画面の高さの3倍、4Kテレビではさらに寄って1.5倍などと言われる)から細かな文字を確認することは難しいかもしれないが、この状態でもTH-L65WT600が持つテレビ録画機能の重なり具合を見るといったことが可能だ。もちろん文字は縮小せずきちんと描かれているので、画面のそばまで近づいてみれば、画面の拡大縮小操作などは必要なくその詳細を直接確認できる。

 これ以外にもTH-L65WT600を使っていると、表示した地図のきめ細かさ、一覧性の高さなど、情報ディスプレーとしての4Kの可能性を感じさせる瞬間が数多くある。スマートビエラの開発で得たテレビを快適に使うためのノウハウを、4Kの解像度で昇華させたのがTH-L65WT600なのだ。

4Kパネルの性能を最大限に引き出す映像処理エンジン

 そして、長年のテレビ開発で培った高画質化技術が、美しい映像体験を支える。たとえば4K映像の動きを毎秒120コマ(120p)に補間して滑らかな再生とする“4Kフレームクリエーション”、データベースとの照合で適切な方法で超解像処理を施す“4Kファインリマスターエンジン”の採用など。

 ハイビジョン放送あるいはパッケージ販売されている映画などを4Kの圧倒的な高画質で体験できるという点はもちろんだが、TH-L65WT600からアクセスできる「Panasonic 4Kチャンネル」との組み合わせでも、その効果は得られる。

 ネット上には多くの4K映像が投稿されているが、実際にはGoProなど画質より手軽さを重視して企画されたアクションカメラで撮影されている場合が多い。データ量などの関係からフレーム数も毎秒15コマ程度に限定される場合が多いが、ビエラ自身の映像エンジンによってきわめてスムーズな再生がなされる。ネットコンテンツは低画質という先入観を持っているなら、TH-L65WT600を見てその結論を出してほしい。多くの人がその鮮明さ、残像感の少なさに驚かされるはずだ。

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