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ドコモのスマホをかざしてクレジット決済、海外対応に

2013年10月30日 05時19分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 マスターカード(MasterCard)は、非接触決済サービス「マスターカード ペイパス(MasterCard PayPass)」を世界に展開している。ペイパスは、店頭レジ等の読み取り機にかざすことでクレジット決済を完了させられるサービス。一般的なクレジットカードのようなプラスチックのカードをはじめ、リストバンドやキーホルダーのタグなど形状はさまざま。これが今回、スマホに対応する。

 ペイパスのサービスを導入するのはNTTドコモ。同社では、NFC(FeliCa+TypeA/B)を搭載した「おサイフケータイ」対応スマホを対象に、スマホを読み取り機にかざすことでクレジット決済が行える「iD」サービスを展開している。今回の発表では、このiDをペイパスに対応させた「iD/PayPass」機能を2014年2月5日から提供開始する。

 iD読み取り機(リーダーライター)を設置している加盟店等は国内で約50万。ペイパスの読み取り機を設置しているのは世界50カ国約120万カ所以上に及び、iD/PayPass機能を利用することで海外でもスマホのクレジット決済が容易に行えるようになる。月刊「アスキークラウド」創刊3号(11月号/9月24日発売)では「ドコモの切り札はアイフォーンよりおサイフ機能」という記事を掲載。“脱現金化=クレジット決済化”によるNTTドコモのビジネス戦略をまとめているが、今回のiD/PayPassはその一環として注目される。

「iD/PayPass」アプリ設定の画面イメージ

「iD/PayPass」アプリ設定の画面イメージ

関連サイト
■NTTドコモのプレスリリース

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