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2013年は世界でスマホが普及、ビジネスチャンスは拡大

2013年10月29日 16時50分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 月刊「アスキークラウド」創刊2号(10月号/8月24日発売)では「NECカシオ撤退でも普及率は3割未満 第2次スマホバブルがやってくる」と題し、スマホを巡るビジネスチャンスについて記事をまとめている。スマホビジネスにはスマホの普及が不可欠だが、米調査会社ストラテジー・アナリスティクス(Strategy Analytics)が発表した調査結果では、世界的にスマホが普及拡大していることがうかがえる。

 同調査によると、2013年第3四半期(7~9月期)の世界のスマホ出荷台数は前年同期比で45%増の2億5140万台を記録。第2四半期(4~6月期)では前年同期比46.7%増の2億2960万台で四半期ベースの過去最高を記録したが、今回の第3四半期はそれを上回り、スマホ市場が世界的に活況を呈していることが明らかとなった。

 米調査会社のIHSは、スマホとタブレットを合わせた世界の出荷金額が、2013年に他の家電製品の合計を上回りそうだというレポートを公開。テレビやAV機器、デジカメ、ゲーム機をはじめとした家電製品の合計は3444億ドルと予測するとが、スマホ・タブレットの出荷金額はこれをわずか3%ながら上回り3543億ドルにのぼると分析している。

 両調査結果はスマホビジネスを画策・展開するうえで強い追い風。国内だけでなく世界的にもビジネスチャンスが拡大していく可能性が高いと言える。

「スマホ・タブレット(緑)とその他家電製品(青)の世界出荷金額の推移」(IHS調査結果)

「スマホ・タブレット(緑)とその他家電製品(青)の世界出荷金額の推移」(IHS調査結果)

関連サイト
■ストラテジー・アナリスティクスのリリース
■IHSのリリース

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