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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第45回

痒いところに手が届くLG「G2 L-01F」を使い倒した

2013年10月31日 12時00分更新

文● 林 佑樹

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省エネにも関わるパネルをチェック

 LG G2のタッチパネルは、Zerogap Touch技術を採用しており、レスポンスの良さをウリにしている。Optimus Gのタッチパネル構造はカバーガラス+タッチパネルフィルム2枚+空気層+IPSパネルだったが、G2 L-01Fはカバーガラス+タッチパネルフィルム+IPSパネルという構造になった。これにより、Optimus Gよりもパネル部分を約30%薄くすることに成功し、かつ透明度がアップ。そのため、パネルは控えめの輝度でも十分に明るくなった。最大輝度だと室内では眩しいほどで、視認性の確保のレベルだと輝度30%もあれば十分。最低輝度も低く設定されており、布団に潜っているときも眩しくない。また、パネル専用のメモリーを搭載しており、画面静止時はメモリー側のデータを表示することで、省エネを計っている。

 最近のスマホでは、あまり色味を気にする必要がなくなっているが、スマホ前提の発色傾向であったり、パネル自体のクセはあるため、いくつかチェックしてみた。発色の傾向としては暖色系が派手めになりやすく、コンテンツを見る際は気分がいいものになる。

発色傾向のチェック。おおむねsRGBの大半を発色できている。ややグリーンの発色が弱く、赤がはっきりと出でている

 もうひとつ気になるのは、ベゼルが狭くなったことによるタッチパネルの感度だ。タップについては、Zerogap Touch技術のおかげで高い応答速度を見せるが、パネル端までしっかりと反応するのか。これは開発者向けオプション「ポインタの位置」でぐりぐりと調べてみたところ、端っこでもキレイに反応してくれた。

パネルの感度チェック。端っこの反応も良好だった。これだけベゼルが狭いと個体差はありそうなので、購入時によくチェックしたほうがいいだろう

「G2 L-01F」の主なスペック
メーカー LGエレクトロニクス
ディスプレー 5.2型IPS液晶
画面解像度 1080×1920ドット
サイズ 約71×139×9.2mm
重量 約145g
CPU Snapdragon 800 2.3GHz(クアッドコア)
内蔵メモリー(RAM) 2GB
内蔵ストレージ(ROM) 32GB
外部メモリー 外付けリーダー同梱
OS Android 4.2
Xi ○(下り112.5Mbps)
Xi対応周波数 2GHz/1.5GHz/800MHz
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
テザリング ○(最大8台)
カメラ画素数 リア:約1320万画素CMOS/イン:約240万画素CMOS
バッテリー容量 2900mAh(交換不可)
FeliCa ○(+NFC)
ワンセグ
NOTTV ×
赤外線 ×
防水/防塵 ×/×
Qi ×
SIM形状 miniUIM
連続待受時間(3G/LTE) 約530時間/約460時間
連続通話時間(3G) 約820分
カラバリ Indigo Black、Lunar White

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