スマホ連携で撮影開始までに20~30秒かかるのがネック!?
QX10が発表されて以来、すでにQX10のさまざまな撮影スタイルはメーカーからも、ウェブ上のブログなどでもたくさん提案されてはいるが、実践的に活用できるスタイルは意外に少ない。
付属のスマートフォンアタッチメントを介して、愛用のスマホにQX10を取り付けて、内蔵カメラでは実現しないような高品質の撮影を行なうことも、結果的には意味はあるかもしれない。しかし、実際に自分の手で操作をやってみると、筆者のようなせっかちな人には悠長で面倒だ。
まず、撮影の前の儀式として、QX10とNFC機能付きスマホをリンクさせて、スマホ上のPlayMemories Mobileの画面上にQX10から今見えている画像が表示されるまでに15秒前後が必要だ。常時、スマホにQX10を取り付けていないとすれば、その後、アタッチメントを広げてスマホの背面に取り付ける操作も必要だ。
個々には極めて単純な作業の繰り返しだが、スマホをパワーオンして撮影開始まで、操作に慣れた手先の器用なユーザーでさえ最終的には20~30秒は必要となる。多くのコンパクトデジカメが1秒を切った起動スピードを実現している今、20秒は洒落にもならないロースピードだ。
そして、これは一旦は分割したGALAXY Cameraを再度組み立てているのと同様だ。
また、インテリジェントなレンズ部分だけがスマホから独立した構造のQX10なら、片手にQX10を持ち、もう一方の手にスマホを持って、今までのデジカメでは予想もできなかった“ミラクルアングル”で撮影できるという。
しかし、そんな“アングルフリー撮影”も実際にやってみると、なかなか厳しい姿勢や指先操作が求められる。クルマの下に潜り込んだ野良猫を撮影するには最適だが、やはり起動時間を考慮すると、撮影開始までは早くても20秒が必要だ。いずれの撮影スタイルも“見せびらかしのパフォーマンス”には優れているが、筆者の目には本来の姿ではないように思えてしまう。
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