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前世代比で処理性能が35%アップしたx86サーバー3機種

オラクル、新Xeon搭載の「Sun Server X4」サーバー発売

2013年10月29日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 日本オラクルは10月18日、インテルの「Xeon E5-2600 v2」プロセッサーを搭載した「Sun Server X4」サーバー3機種の提供を開始した。新プロセッサー採用によりコア数およびスレッド数が増加し、前世代比で処理能力が35パーセント向上したとしている。

Xeon E5-2600 v2プロセッサーを搭載した「Sun Server X4-2L」

 発売されたのは、ラックマウント型の「Sun Server X4-2」(1Uサイズ)、「Sun Server X4-2L」(2Uサイズ)と、ブレードサーバー・モジュールの「Sun Blade X4-2B」。

 Sun Server X4-2およびX4-2Lは、いずれもXeon E5-2600 v2プロセッサーを最大2個(最大24コア)搭載し、メモリ容量は最大512GB。両機種は最大ストレージ容量が異なり、Sun Server X4-2が9.6TBのHDDまたは3.2TBのSSD、Sun Server X4-2Lが50.4TBのHDDまたは10.4TBのSSDを内蔵可能。

 なお上述の2機種では、Java EEアプリケーションを稼働した場合のベンチマーク(SPECjEnterprise2010)において、前世代のSun Server比で処理性能が35%向上したとしている。

 Sun Blade X4-2Bは「Sun Netra 6000シャーシ」に対応したブレードサーバー。こちらもXeon E5-2600 v2プロセッサーを最大2個(最大24コア)搭載する。最大メモリ容量は768GB、最大ストレージ容量は4.8TBのHDDまたは1.6TBのSSD。

 いずれも追加コストなしで「Oracle Solaris」や「Oracle Linux」、また仮想化技術「Oracle VM」を利用可能。また、管理ツール「Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)」、保守ツール「Oracle System Assistant」も標準で備えている。

 最小構成価格は、Sun Server X4-2が49万2499円、Sun Server X4-2Lが59万4889円、Sun Blade X4-2Bが42万9023円となっている(いずれも税抜価格)。

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