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「iPad Air」「iPad mini Retina」—Appleスペシャルイベントレポート

2013年10月25日 23時00分更新

文● 鈴木淳也(Junya Suzuki)

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iPad mini Retinaディスプレイモデル

 7.9インチのiPad miniについては、ついにディスプレーがRetinaに対応した。iPad AirとiPad mini RetinaともにA7プロセッサーを搭載し、高精細ディスプレーでの処理能力向上を実現している。また今後の分析が必要だが、A7やディスプレーでの省電力化が実現されたのか、薄型化や高精細化にもかかわらず、iPad AirとiPad mini Retinaともに前モデルと同じバッテリー駆動時間を達成している。一般にRetina対応でバッテリー駆動時間が短くなる傾向があるため、この点は嬉しい改良だ。またMIMOのデュアルアンテナ対応によるWi-Fiの高速化や、対応LTEバンドの追加により世界各国で同時サポート可能な携帯キャリアが増加するといった特徴もある。

ついにiPad miniでRetinaディスプレイをサポートし、解像度2048×1536ドットを表示可能に。特にiBooksやSafariのような環境で文字を読んだり、写真を閲覧するのに大きな効果を発揮するとみられる

 iPad mini RetinaディスプレイモデルはWi-Fi 16GBモデルが4万1900円、Wi-Fi + Cellularモデルが529ドル(米国)となり、従来モデルと比較して70ドルほど高くなっている。またRetinaディスプレイ非対応のiPad mini従来モデルも併売となり、こちらは329ドルから価格が引き下げられて299ドル(3万1800円)となる。

Retinaディスプレイに対応したiPad miniの16GB Wi-Fi版の価格は4万1900円。Wi-Fi + Cellular版は529ドル(米国)となる。以前のモデルの329ドルから399ドル(4万1900円)と、Retinaディスプレイ対応で70ドルほど値段が上昇している。発売日は「11月後半」と日付は特に明言されておらず、「ホリデーシーズン商戦(11月第4週)前」のリリースとだけ述べられている

Retinaディスプレイ非対応の以前のiPad miniも併売され、こちらは299ドル(3万1800円)へと値下げされる。

 発売開始はiPad Airが11月1日で、全世界での一斉リリースとなる。一方でiPad mini Retinaディスプレイモデルは「11月後半」とされるのみで、具体的な発売日は明言されていない。ただシラー氏によれば「ホリデーシーズン商戦前」とのことで、11月中旬ごろがめどになるとみられる。

今回発表された新製品と合わせ、iPadのラインナップは全4機種となった

従来どおりのフロントカバーに加え、全体を保護できるラバー製のバックカバーも標準オプションとして提供される。写真のカラーバリエーションのほか、REDバージョンも用意される


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