iPad mini Retinaディスプレイモデル
7.9インチのiPad miniについては、ついにディスプレーがRetinaに対応した。iPad AirとiPad mini RetinaともにA7プロセッサーを搭載し、高精細ディスプレーでの処理能力向上を実現している。また今後の分析が必要だが、A7やディスプレーでの省電力化が実現されたのか、薄型化や高精細化にもかかわらず、iPad AirとiPad mini Retinaともに前モデルと同じバッテリー駆動時間を達成している。一般にRetina対応でバッテリー駆動時間が短くなる傾向があるため、この点は嬉しい改良だ。またMIMOのデュアルアンテナ対応によるWi-Fiの高速化や、対応LTEバンドの追加により世界各国で同時サポート可能な携帯キャリアが増加するといった特徴もある。
iPad mini RetinaディスプレイモデルはWi-Fi 16GBモデルが4万1900円、Wi-Fi + Cellularモデルが529ドル(米国)となり、従来モデルと比較して70ドルほど高くなっている。またRetinaディスプレイ非対応のiPad mini従来モデルも併売となり、こちらは329ドルから価格が引き下げられて299ドル(3万1800円)となる。
発売開始はiPad Airが11月1日で、全世界での一斉リリースとなる。一方でiPad mini Retinaディスプレイモデルは「11月後半」とされるのみで、具体的な発売日は明言されていない。ただシラー氏によれば「ホリデーシーズン商戦前」とのことで、11月中旬ごろがめどになるとみられる。