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厚さ9.9mmで重量780g、11.6型Winタブ「VAIO Tap 11」

2013年10月25日 11時00分更新

文● 高橋量

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手書き入力に最適なデジタイザースタイラスを標準装備

 VAIO Tap 11にはペン入力が可能なデジタイザースタイラス「VGP-STD2」が標準で付属する。型番を見る限り、VAIO Duo 13に付属のものと同じようだ。使用する電池は単6型で、約18ヵ月の利用が可能。サイズは長さ138.5×径9.5mmで、重量は約20g。

VAIO Tap 11に付属のデジタイザースタイラス。VAIO Duo 13に付属するものと同じタイプで、硬さの異なる2種類のペン先が用意されている

 VAIO Tap 11にペンホルダーを装着すれば、本体にデジタイザースタイラスを取り付けてセットにして持ち歩くことができる。デジタイザースタイラスの紛失を防ぐためにもぜひ利用したい。

 ただしペンホルダーを装着すると本体左側面にあるインターフェースのカバーを完全に覆ってしまうため、USB端子やmicroHDMI端子を利用できなくなってしまう。またかなりカッチリはめ込まれるため取り外しにくく、折ってしまわないかヒヤヒヤした。

ペンホルダーにデジタイザースタイラスをセットした状態。かなりガッチリとセットされるため、落下の心配は少ないだろう。ただし、USB端子やmicroHDMI端子のあるカバーが完全に覆われてしまう

Ultrabookと同レベルのパワフルなスペック

 次にVAIO Tap 11のスペック面について見てみよう。店頭販売向けの標準仕様モデルでは、CPUにHaswell世代のCore i5-4210Y(1.5GHz)が採用されている。直販サイト「ソニーストア」限定販売のVAIOオーナーメイドモデル「SVT1121A1J」なら、よりパワフルなCore i7-4610Y(1.7GHz)や価格の安いCore i3-4020Y(1.5GHz)、Pentium 3560Y(1.20GHz)を選択可能だ。それぞれのCPUの性能については、以下の表を参考にしてほしい。

「VAIO Tap 11」(SVT1121A1J、VAIOオーナーメイドモデル)で選択可能なCPU
名称 Core i7-4610Y Core i5-4210Y Core i3-4020Y Pentium 3560Y
動作周波数 1.7 GHz 1.5 GHz 1.2 GHz
最大動作周波数 2.9 GHz 1.9 GHz -
コア数 2
スレッド数 4 2
キャッシュ 4MB 3MB 2MB
内蔵GPU Intel HD Graphics 4200 Intel HD Graphics
ターボブーストテクノロジー 2.0対応 非対応
ハイパースレッディングテクノロジー 対応 非対応

 グラフィックス機能については、CPU内蔵のGPUを利用する。Core iシリーズではIntel HD Graphics 4200、Pentium 3560YではIntel HD Graphicsだ。また標準仕様モデルではメモリー容量は4GBで、ストレージには128GB SSDが搭載されている。オーナーメイドモデルの場合メモリー容量は2GBか4GBを選択可能で、ストレージには128/256/512GBのSSDを用意。無線通信機能としてはIEEE802.11a/b/g/nの無線LANとBluetooth4.0+HS、NFC機能に対応している。

 スペックを全体的に見ると、VAIO Tap 11はピュアタブレットでありながらUltrabookと同等のマシンパワーを持っていることが分かる。大容量でよりパワフルな性能を求める場合は、オーナーメイドモデルを選ぶといい。また、Pentium 3560Yを中心に選ぶと、標準仕様モデルよりもコストパフォーマンスに優れたスペックでVAIO Tap 11を手に入れられる。


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