手書き入力に最適なデジタイザースタイラスを標準装備
VAIO Tap 11にはペン入力が可能なデジタイザースタイラス「VGP-STD2」が標準で付属する。型番を見る限り、VAIO Duo 13に付属のものと同じようだ。使用する電池は単6型で、約18ヵ月の利用が可能。サイズは長さ138.5×径9.5mmで、重量は約20g。
VAIO Tap 11にペンホルダーを装着すれば、本体にデジタイザースタイラスを取り付けてセットにして持ち歩くことができる。デジタイザースタイラスの紛失を防ぐためにもぜひ利用したい。
ただしペンホルダーを装着すると本体左側面にあるインターフェースのカバーを完全に覆ってしまうため、USB端子やmicroHDMI端子を利用できなくなってしまう。またかなりカッチリはめ込まれるため取り外しにくく、折ってしまわないかヒヤヒヤした。
Ultrabookと同レベルのパワフルなスペック
次にVAIO Tap 11のスペック面について見てみよう。店頭販売向けの標準仕様モデルでは、CPUにHaswell世代のCore i5-4210Y(1.5GHz)が採用されている。直販サイト「ソニーストア」限定販売のVAIOオーナーメイドモデル「SVT1121A1J」なら、よりパワフルなCore i7-4610Y(1.7GHz)や価格の安いCore i3-4020Y(1.5GHz)、Pentium 3560Y(1.20GHz)を選択可能だ。それぞれのCPUの性能については、以下の表を参考にしてほしい。
「VAIO Tap 11」(SVT1121A1J、VAIOオーナーメイドモデル)で選択可能なCPU | ||||
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名称 | Core i7-4610Y | Core i5-4210Y | Core i3-4020Y | Pentium 3560Y |
動作周波数 | 1.7 GHz | 1.5 GHz | 1.2 GHz | |
最大動作周波数 | 2.9 GHz | 1.9 GHz | - | |
コア数 | 2 | |||
スレッド数 | 4 | 2 | ||
キャッシュ | 4MB | 3MB | 2MB | |
内蔵GPU | Intel HD Graphics 4200 | Intel HD Graphics | ||
ターボブーストテクノロジー | 2.0対応 | 非対応 | ||
ハイパースレッディングテクノロジー | 対応 | 非対応 |
グラフィックス機能については、CPU内蔵のGPUを利用する。Core iシリーズではIntel HD Graphics 4200、Pentium 3560YではIntel HD Graphicsだ。また標準仕様モデルではメモリー容量は4GBで、ストレージには128GB SSDが搭載されている。オーナーメイドモデルの場合メモリー容量は2GBか4GBを選択可能で、ストレージには128/256/512GBのSSDを用意。無線通信機能としてはIEEE802.11a/b/g/nの無線LANとBluetooth4.0+HS、NFC機能に対応している。
スペックを全体的に見ると、VAIO Tap 11はピュアタブレットでありながらUltrabookと同等のマシンパワーを持っていることが分かる。大容量でよりパワフルな性能を求める場合は、オーナーメイドモデルを選ぶといい。また、Pentium 3560Yを中心に選ぶと、標準仕様モデルよりもコストパフォーマンスに優れたスペックでVAIO Tap 11を手に入れられる。