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曲げてたためるスマホなどタッチパネルの実現へ

Canatu、第5世代の柔軟タッチスクリーン用電膜を開発

2013年10月23日 21時01分更新

文● 行正和義

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高い透明度と柔軟性を併せ持つ第5世代CNB(Carbon NanoBud)フィルム

 透明電膜フィルムやタッチセンサーの開発・製造を手がけるフィンランドに本社を置くCanatu.Ltd(カナツ)は、低反射率・柔軟性を持つ透明電膜フィルムを発表した。

 発表された第5世代CNB(Carbon NanoBud)フィルムは同社が特許を持つカーボンガスを直接吹き付けてフィルム上に薄膜を形成する方式で製造され、半径1mmという柔軟性を備えているため折り曲げも可能なタッチパネル製造を可能とする。透過率96%とカーボンナノ素材よりも高い透過率に加えて色中立性を持つため、液晶表示のコントラストや発色に影響を与えないという。

半径1mmという曲げ半径は、折りたためるタッチディスプレイを可能にする

 同社はこの第5世代CNB(TM)フィルムによって本格的にタッチセンサー部材市場に参入。2014年に量産工場を開設するという。

 同社は2013年10月23日~10月25日までパシフィコ横浜で開催される「FPD International 2013」に出展、フィルムの展示を行う。

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