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グーグルとフェイスブックが広告で協力関係に

2013年10月21日 05時55分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 米フェイスブックは約1年前から「Facebook Exchange(FBX)」という広告サービスを提供している。FBXは、FacebookユーザーがFacebookとは別にどのWebサイトを閲覧しているか、ネット上の行動履歴をもとに、そのユーザー特性に合わせた広告を表示するターゲティング広告の一種。また、1表示に対して複数の広告からリアルタイムで入札するRTB(Real Time Bidding=リアルタイムビッディング)方式を採用する。

 このFBXに米グーグルがかかわることになった。米グーグル傘下のオンライン広告会社ダブルクリック(DoubleClick)がFBXと提携し、ダブルクリックが提供する「DoubleClick Bid Manager(DCBM)」を通じて、DCBMの広告主がFBXの広告枠を買い取ることができるようになった。今後数ヵ月以内に、DCBMの広告主がFBXに広告を配信できるのだ。

 フェイスブックとしては、DCBMの広告主を巻き込んでFBXの広告枠の販売力を高められる。一方のグーグルにしてみれば、広告の配信先をフェイスブックにも広げられることで傘下のDCBMに新たな広告主を獲得できる可能性が強くなる。

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