このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

プリンストンのデジギア道 第19回

Windows 8タブレットにうってつけのセキュリティキー

大事なPCデータの流出をしっかり防ぐ「UCLEF5」

2013年10月25日 11時00分更新

文● 真島 颯一郎 写真●篠原孝志(パシャ)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

秘密のファイルやフォルダーを不可視化!

 UCLEF5(PUS-UCL5)が誇る、もうひとつの目玉機能が“秘密フォルダー機能”。これは、任意のファイルやフォルダーを不可視化し、本製品の接続がない状況では、そのファイルなどにアクセスができないようにするという機能だ。

 ファイルなどの暗号化は、初期設定の際にドライバーなどと一緒にダウンロードされるソフト“暗号マネージャ”を使用。また、任意ファイル上での右クリックメニューからも、暗号化が可能だ。

“暗号マネージャ”。上部に並ぶボタン群で、選択したファイルやフォルダーの暗号化などを行なう

右クリックメニューからでも、各ファイル・フォルダーの暗号化などを指示ができる

 暗号化されたファイルは、アイコンのオーバーレイによって、どれが暗号化されたかファイルかがひと目で識別ができるし、もちろん権限のないユーザーがログオンしている際に、暗号化したファイルを見えないように設定することもできる。なお、暗号化したファイルの復号は、暗号化と同様に“暗号マネージャ”上での操作を経ないと、復活できないようになっている。

暗号化されたファイルやフォルダには、このような鍵マークが表示される

“暗号化されたファイルの自動非表示”にチェックを入れれば、暗号化したファイルなどを隠すことができる

 また、複数のファイルやフォルダーを、ひとつの暗号化ファイルとしてパッケージ化する“パッケージ暗号化”という機能も存在。コチラは複数のフォルダーに渡る資料群を、まとめて暗号化したいときなどに便利な機能だ。

不意の紛失に備え、合鍵も作っておくべし!

 パソコンのセキュリティといえば、指紋認証を思い浮かべる読者も多くいるかもしれない。ただ、実際に使っていると、読み取りの失敗が結構あったりして、その使い勝手に不満を持たれているユーザーも多いのではないだろうか。

 また、たとえば1台のパソコンを会社の部や課のメンバーで共有して使うといった場合、各メンバーの指紋を登録しないといけない指紋認証よりも、USBセキュリティキーを用いた管理のほうが、手っ取り早い。

 唯一の心配は、USBセキュリティキー利用時に困ってしまうのが、セキュリティキーそのものをうっかり紛失してしまった場合だ。そういった事態にも慌てないように、別途手に入れたUCLEF5(PUS-UCL5)に、マスターのセキュリティキーと同じユーザー名やパスワードを設定した、いわゆる“スペアキー”を用意しておけば、備えはさらに万全になるだろう。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン