10年に1度の大型台風26号が、10月16日に関東を直撃した。伊豆大島では土砂崩れなどで大きな被害が出たほか、首都圏でも交通機関の運休や遅れが発生し、朝の通勤時間と重なったこともあり各地で混乱が生じていた。
秋葉原でも山手線、京浜東北線、総武線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレスが運行を見合わせたり遅れが生じていたこともあり、普段であれば近隣のオフィスに向かう人が行き交うJR秋葉原駅周辺も、人の姿がほとんど見られなかった。
JR秋葉原駅の電気街口では、強風と雨の吹き込みを防ぐために、構内のシャッターを一部閉じるなどの対策をしていた。
街は、浸水や倒壊などもなく目立った被害は見られなかったが、一部の店舗で屋外に張り出していたポップなどが吹き飛ばされていたほか、風の力で押し倒されそうになっている街路樹の姿が見られた。
台風は午前の早い時間に過ぎ去るという予報だったため、多くの店舗は通常営業となっていたようだが、一部の店舗では台風の影響が小さくなる午後からに営業時間を変更しているところもあった。