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iPhone 5C対決! サイトを開く速さ1位のキャリアは?

2013年10月15日 17時55分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 スマホからインターネットにアクセスしてWebページを開こうとする際、Webページが完全に開きにくい状況となるパケ詰まり――iPhoneの取り扱いがソフトバンク、au、NTTドコモの主要3キャリアで出そろった今回、MMD研究所は3キャリアのiPhone 5Cを使いパケ詰まり具合いについて調査を行った。

iPhone 5Cのパケ詰まり調査結果

iPhone 5Cのパケ詰まり調査結果

 9月24日~27日と30日の平日5日間、東京都内のJR山手線6駅12スポットで各5回ずつ計1200回、iPhone 5CでYahoo!Japanのトップページが完全に開くまでの表示時間を計測した。その結果、パケ詰まりの回数が最も少なかったのはソフトバンクで、回数はわずか12回、パケ詰まり率は1%だった。次いで少なかったのはauで、回数は28回、パケ詰まり率は2.3%。NTTドコモは回数が161回で極端に多く、パケ詰まり率も13.4%と1割を超えた。

 Webページが完全に開くまでの時間を計測すると、最も時間がかかったのはNTTドコモで10.61秒。次いで遅いのはauで6.28秒となり、最も早いのはソフトバンクの5.11秒だった。契約者数の減少に歯止めをかけるべく、iPhoneの販売を開始したNTTドコモ。しかし、同じiPhone 5Cでありながら3キャリアのなかで最もパフォーマンスが良くないという今回の結果に、前途多難な厳しい状況がうかがえる。

 なお、6月に行った同様の調査結果からiPhone 5とiPhone 5Cを比較した場合、パケ詰まり率は、ソフトバンクでは前回の2.3%(28/1200回)から1.3ポイントの改善、auでも前回の20.4%(245/1200回)から18.1ポイントの大幅改善と、両キャリアともパフォーマンスの向上が見られた。

iPhone 5CのWebページ表示時間の調査結果(朝7:00~9:00)

iPhone 5CのWebページ表示時間の調査結果(朝7:00~9:00)

iPhone 5CのWebページ表示時間の調査結果(夕17:00~19:00)

iPhone 5CのWebページ表示時間の調査結果(夕17:00~19:00)

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