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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第152回

操作しにくい?バッテリーが保たない? iOS 7を使い倒すワザ

2013年10月16日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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着信音や目覚ましのデフォルト音が変更された

 iOS 7にすると、着信音やアラームのサウンドが変わる。デフォルトで、「オープニング」や「レーダー」に設定されているのだ。もちろん、新鮮で良いと感じるならそのままでもいいのだが、違和感があるので戻したい、という人もいるだろう。そんな時は、着信音の「クラシック」から、iOS 6に搭載されていたサウンド一覧を表示できる。「マリンバ」など、以前使っていた着信音を選択すればいい。

「設定」から「サウンド」を開き、「着信音」をタップ

リストの中程にある「クラシック」をタップする

従来のサウンドが表示される。タップすると、サウンドが再生される

見た目はいいが取扱注意のマルチタスク切替

 ホームボタンをダブルクリックすると、アプリの切替画面になる。この画面が、iOS 7で大幅リニューアル。画面下のアイコンだけでなく、それぞれの画面のプレビューが大きく表示されるようになったのだ。起動したいアプリをタップすれば、切り替わるのは以前と同様。終了させる場合は、×ボタンではなく、プレビュー画面を上にフリックする。2本指もしくは3本指で同時に終了させることも可能だ。

 ただし、注意も必要。思いっきり画面のプレビューが表示されるので、見られたくない写真やホームページなどを表示したアプリがある場合に困ってしまう。アプリを切り替える前は、意識しておきたい。

ホームボタンをダブルクリックすると切替モードになる

アプリのプレビュー画面を上にフリックすれば終了できる

2~3個のアプリを同時に終了させることも可能

バッテリーの持ちが異常に悪くなった

 iOS 7にしてバッテリーの持ちが悪くなったと言う人は多い。iPhone 5sは5よりもバッテリー容量が10%ほど大きくなっているのでまだましだが、5をiOS 7にアップデートした場合がひどい。従来と同じ設定で使っていると、バッテリーが1日保たないことがあるのだ。相当バッテリーが残っているので、そのまま寝たら朝にはバッテリーが切れていたということもある。目覚ましをiPhoneのみに頼り切っている人にとっては恐怖だ。

 そんな悩みを持っているなら設定を見直そう。バックグラウンドのアプリを自動的に更新する「Appのバックグラウンド更新」や、アプリのアップデートを自動でダウンロードするといったiOS 7の新機能をチェック。どちらも便利な機能ではあるのだが、大きくバッテリーを消費する。アプリを切り替えたとき、少々レスポンスが悪くてもいいなら、「Appのバックグラウンド更新」を無効にする。アプリの更新をこれまで通り手動で行なうなら、「自動ダウンロード」機能を無効にしよう。これらの新機能を利用するなら、ほかの項目でバッテリーを節約するしかない。

 効果が大きいのは、ディスプレーの明るさ、無線LAN、AirDropなど。やりすぎても利便性が損なわれるだけなので、バッテリー保ちが不安なら、モバイルバッテリーの導入も検討しよう。

「設定」から「一般」の「Appのバックグラウンド更新」を開き、機能のオン・オフや利用するアプリを設定する

「設定」の「iTunes & App Store」を開き、「自動ダウンロード」の「アップデート」を無効にする

コントロールセンターで、無線LANをオフにしたり、ディスプレイの輝度を落とすとバッテリーを節約できる

 以上がiOS 7の大まかな変更点となる。基本機能はきっちり押さえて、iPhoneを使い倒していただきたい。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


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