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既存の実店舗POSシステムに入り込むペイパルの戦略

2013年10月15日 05時55分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 オンライン決済サービスを世界中に展開している米ペイパル(PayPal)が、iPadを利用するPOSレジシステム開発会社となる米レベルシステムズ(Revel Systems)と提携するようだ。米メディアのテッククランチ(TechCrunch)やモバイルペイメンツトゥデイ(Mobile Payments Today)などが現地時間14日に相次いで報じたことを受け、レベルシステムズは公式サイトでこれらの報道を紹介している。

 レベルシステムズは、iPadをPOSレジとして活用できるようにするシステムを開発・提供する米企業。ペイパルはレベルシステムズと提携することで、同システムを使いペイパルのオンライン決済サービスを実店舗でも利用できるようにする。既存のPOSシステムに入り込むことで、オンラインショップだけでなく実店舗へもサービス網を広げるのがペイパルの狙いだ。

 月刊「アスキークラウド」創刊3号(11月号/9月24日発売)では、アプリを開かずスマホにも触れることなく決済を完了させられるペイパルの“顔パス”を掲載(18-19頁)しているが、同社では従来のオンライン決済サービスの向上化を図る一方で、今回の報道のような利用者層の拡大化も目指している。

支払い代行によるオンライン決済サービスを提供するペイパル

支払い代行によるオンライン決済サービスを提供するペイパル

関連サイト
テッククランチ
レベルシステムズ公式サイト

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