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読んだら買いそうになる!? お買い得品発掘情報 第11回

今だからあえて「iPhone 5」を激安で買う!

2013年10月10日 12時00分更新

文● 正田拓也

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iPhone 5s/5cがほしいなら再度MNPという手も

 短期間の利用ほどiPhone 5がお得なのであれば、今すぐいったんiPhone 5に乗り換え、将来、価格が落ち着いたiPhone 5s/5cに再度乗り換える手もある。

 未来のことなのであくまで予想だが、来年の春にはiPhone 5s/5cの価格もこなれてくると思われる。その根拠として、過去、2012年春にiPhone 4s、2013年春にiPhone 5が一括0円で販売された例があり、一段と競争が激化したiPhone 5s/5cであれば同等かそれ以上の価格競争が起こるのはまず間違いないというのが筆者の予想だ。

 仮にiPhone 5sの16GBが一括0円まで値下がりすれば、今の価格から6万8040円値下がりするということになる。仮定の話だが、半年待って再度MNPすれば、新しいiPhoneが再度手に入り、回線は切れるもののiPhone 5も手元に残るか下取りの金額が手に入る。

 今、iPhone 5加入で2万円のキャッシュバックを受けていれば、2年契約の解除料である9975円や、乗り換えにかかるMNP手数料の2100円、事務手数料の3150円もペイできる。

 しかも、今の契約がドコモの回線なら、ソフトバンクやauのiPhone 5にMNPしたとしても「ドコモへおかえり割」という割引キャンペーンで戻ってくれば、MNPの割引制度に加え、さらに割引が手厚くなる。せっかくキャンペーンが用意されているのだから、利用できるものはとことん利用したい(それまでにドコモへおかえり割のキャンペーンが続いていたらの話だが)。

iPhone 5c/5sの値引き競争の気配

 上記でiPhone 5とiPhone 5cで6万円以上の差があると言っているが、今すぐiPhone 5を買うのではなく、もう少し先に購入するなら最初からiPhone 5cを購入したほうがお得になる可能性もある。

 10月に入って、一部の携帯電話販売店では、iPhone 5c/5sの値引きが始まっている。購入時のキャッシュバックはキャリア側で1万円と横並びだが、販売店で独自に積み増すこともあり、auであればiPhone 5cではさらに2万円をプラスというのもわずかながら見かける。

 また、特価条件のほかに確認することは、iPhoneの定価と月々の割引額の関係だ。ドコモのiPhone 5s/5cは発表時に他社より定価が高いが他社より月々の割引額が多いという状態だった(関連記事)。しかし、発売日になって定価と割引額を調整、他社に近い金額に合わせてきた(関連記事)。

 もし、今後iPhone 5s/5cの実売価格が大きく下がるようなことがあれば、定価の値下げに連動して月々の割引額も下がる可能性がある。もし、2年間みっちり使うとして、端末価格が下がったとしても月々の割引が少なくなれば2年間の総費用は逆に上がることもある。今まで不人気のAndroid端末でしばしば起こってきたことだが、競争激化したiPhoneでも起こる可能性がある。

ドコモのiPhone 5c(16GB)の価格推移
発表時価格※1 発売時価格※2 ソフトバンク/au価格(参考)
一括価格 9万5760円 6万480円 5万2920円
月々の割引額 4515円 3045円 2205円
実質価格※3 -1万2600円 -1万2600円 0円

※1発売時価格はプレミア購入プログラムとして急きょ発表された価格
※2ドコモは16GBモデルだけ月額525円の上積みを行なっているが、それを含む
※3実質価格がマイナスの分はパケット代などを毎月値引きする

とりあえず乗り換えてみては?

 現在、iPhone 5は激安である。iPhoneを安くほしいならぜひゲットしてほしいが、下記のような希望が優先という人は除外となる。お買い得品をおすすめする筆者からすれば残念だが、ふつうにiPhone 5s/5cを買ってほしい。


  • ドコモで普通にiPhoneを使いたい
  • auの800MHz帯LTEでサクサクiPhoneを使いたい
  • iPhone 5sの指紋センサーや新しいカメラを使ってみたい
  • iPhone 5cのカラーが気に入った
  • とにかく新製品じゃないと気が済まない

 それ以外なら、今安いiPhone 5は本当に狙い目だ。ソフトバンクかauかという問題だが、iPhone 5を使う限り現状では高速通信エリアの点でソフトバンク有利(関連記事)と言えるだろう。

 料金などの差はほとんどなく、料金面で差が出てくるとなれば通話相手が同じキャリアかどうかによって通話料が変わってくる程度となる。

 次に注意したいのは、あまりに早く再度のMNPをする場合、ソフトバンクは不利になることがある。現在ソフトバンクのiPhone 5の割引には「のりかえサポート」として2万1000円の割引を含んでいる。これは新規契約の後、翌々請求月末を経過せずに解約してしまうと無効となり、2万1000円の解除料が請求されてしまう。

MNPによる乗り換えは事業者が推進している点を忘れてはならない

 最後に、解約すると次に加入するときに加入をお断りされるのでは? という問題にふれておこう。

 結論から言えば“普通の人”なら問題ないだろう。各キャリアとも乗り換えを推進しているし、ドコモのようにカムバックして2度以上の乗り換えを経る人を制度として優遇しているキャリアもある。また、世の中には“普通の人”が想像を絶するほど乗り換えを繰り返していても問題ない人もいる。

 もし、気になるなら、事前にショップに聞いてみるといいだろう。こういったノウハウは併売店のほうが心得ている。そんなこと聞いたらやぶ蛇では? という心配も無用。

 MNP加入者は喉から手が出るほどほしいのが今のキャリアや販売店。加入したい“普通の人”を門前払いするわけがない。まずは評判のよい店や条件の良い店を探し、問い合わせてみることから始めてみたい。

 もうすぐiPhone 5の品切れも近いというウワサも聞く。安くiPhoneを買いたい人は今すぐ行動を起こすことが吉となるのは間違いない。

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