富士通は8日、Windows 8.1搭載の液晶一体型PC「ESPRIMO WH77/M」と「ESPRIMO FH52/M
」を発表した。価格はともにオープンプライス。店頭での販売価格はESPRIMO WH77/M
が21万円前後、ESPRIMO FH52/M
が13万円前後になる見込み。既存のESPRIMO FH78/LD
も併売する。
ESPRIMO WH77/M。手前によってくるように倒れる
新筐体のESPRIMO WH77/Mは画面を約62度に寝かせることで、タッチ操作をより効果的にできるよう配慮。寝かせた状態では画面の上半分が本体背面とほぼツラ位置、下半分がキーボードを覆う位置になるよう可動させることで、壁面ぎりぎりまで寄せて設置した場合でも液晶ディスプレーの可動を阻害しないようにしている。21.5型と大画面だが、設置に必要な奥行きは約345mmに抑えており、奥行き40cm程度のPCラックでも、十分設置できる点を特徴としている。光学式ドライブやメモリーカードスロット、ヘッドフォン端子なども側面に配置しているので、使い勝手を損なわない。
ディスプレーを立てれば、奥行きはコンパクト
液晶ディスプレーは広視野角のIPSタイプで、指紋コーティングを施し、タッチ操作しても画面が見やすい。またNFC端子を装備しており、スマートフォンとの連携が簡単にできる。テレビチューナーは内蔵しないが、オプションとして「ネットワークテレビチューナー」を用意しており、同社が提供する「My Cloud」との連携で、ネットワーク経由でライブ放送や録画番組を視聴できる。
ネットワークテレビチューナー
より手軽に使えるESPRIMO FH52/M
一方ESPRIMO FH52/Mは、21.5型の液晶パネルを採用。ベーシックな一体型機という位置づけだが、パイオニア製スピーカーやDTS UltraPC II Plusなどを活用することでハイクオリティーな音楽再生が可能である点をうたう。電源オフでも使えるパワーオフ機能やおまかせポーズ機能など使いやすい機能を装備する点は上位機種と同様だ。
| 主なスペック | ||
|---|---|---|
| 製品名 | ESPRIMO WH77/M |
ESPRIMO FH52/M |
| 店頭想定価格 | 21万円前後 | 13万円前後 |
| CPU | Intel Core i7-4702MQ（2.2GHz） | Intel Celeron 1005M（1.9GHz） |
| チップセット | Mobile Intel HM86 Express | Mobile Intel HM76 Express |
| メインメモリー（最大） | 8GB（16GB） PC3L-12800 | 4GB（16GB） PC3L-12800 |
| ディスプレー（最大解像度） | 21.5型ワイド（1920×1080ドット） フルフラットファインパネル IPS液晶 | 21.5型ワイド（1920×1080ドット） スーパーファイン VX IPS液晶 |
| グラフィックス機能 | Intel HD Graphics 4600（CPU内蔵） | Intel HD Graphics（CPU内蔵） |
| ストレージ | 約2TB HDD（毎分7200回転） | 約1TB HDD（毎分7200回転） |
| 光学式ドライブ | スロットインBDXL対応Blu-ray Discドライブ（DVDスーパーマルチドライブ機能搭載） | スーパーマルチドライブ（DVD±R DL書き込み対応） |
| 通信機能 | 無線LAN（IEEE 802.11a/b/g/n）、有線LAN（1000BASE-T）、Bluetooth v4.0+HS | 無線LAN（IEEE 802.11a/b/g/n）、有線LAN（1000BASE-T）、Bluetooth v4.0+HS |
| インターフェース | USB 3.0端子×4、USB 2.0端子×2、92万画素ウェブカメラ | USB 3.0端子×3 、USB 2.0端子×3、92万画素ウェブカメラ |
| カードスロット | ダイレクト・メモリースロット（SD／SDHC／SDXC、メモリースティック対応） | ダイレクト・メモリースロット（SD／SDHC／SDXC） |
| テレビ機能 | なし | なし |
| サウンド機能 | ステレオスピーカー、 デジタルモノラルマイク、マイク／ラインイン端子、ヘッドホン／ラインアウト端子 | ステレオスピーカー、 デジタルモノラルマイク、マイク／ラインイン端子、ヘッドホン／ラインアウト端子 |
| 本体サイズ | 約幅547×奥行き224×高さ362mm（最小傾斜時） | 約幅518×奥行き175×高さ410mm（最小傾斜時） |
| OS | Windows 8.1（64bit） | Windows 8.1（64bit） |
また直販サイト富士通WEB MARTではスペックのカスタマイズが可能な「ESPRIMO WW1/M
」（ESPRIMO WH77/M
のカスタマイズ対応品）、「ESPRIMO WF1/M
」（ESPRIMO FH52/M
のカスタマイズ品）も用意する。ESPRIMO WW1/M
は搭載可能メモリー、HDDの選択肢が増えるほか、Office Personalの選択も可能になる。ESPRIMO WF1/M
はCPU、メモリー、HDD、BDドライブの搭載に加え、店頭モデルにはないブラック（シャイニーブラック）の選択も可能。
なお、直販モデルに関しては今回から有償5年保証に対応する。
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