20型の4K2Kタブ、ノートPCサイズのワークステーション、次世代液晶パネルほか!
CEATECで見たWin 8.1搭載「Mebius Pad」や20型4Kタブなど
2013年10月04日 14時31分更新
CEATEC JAPAN 2013で見かけたPC・タブレットを紹介する。
「4K WORLD」のパナソニックブース
パナソニックブースは「4K WORLD」と銘打ち、4K2Kディスプレーやその撮影、編集などを中心に展開。
中でも賑わいを見せていたのは「TOUGHPAD 4K UT-MB5」だ。20.1型ながら4K2K(3840×2560ドット)解像度を実現。営業担当者は「目で見て、ドットは確認できないはずです」と高精細さをアピールしていた。通常のタブレットとしての利用のほか、医療分野やデジタルフレームへの応用も想定している。
なお、TOUGHPAD 4K UT-MB5は現時点で法人向けにのみ販売されている。一般ユーザーへの販売にも期待したい。
スペックや細かな仕様などはこちらの記事に詳しい。
ノートPCWSやWindows 8.1タブ出展の東芝ブース
東芝ブースは、「REGZA」シリーズに最も力を入れていた印象。しかし、PCコーナーもしっかりと賑わいを見せていた。
大型の4K2Kディスプレーを用いて、大々的に展示していたのが「dynabook Satellite WS754」。一見すると一般的な15型のノートPCだが、4K2K映像の出力にも対応した、れっきとしたワークステーションだ。
スペックとしては、CPUにCore i7-4800MQ、GPUにQuadro K2100Mを搭載。3D CADなど、高い処理性能が要求される作業も軽快にこなせるという。
参考出展として、薄型のノートPCとWindows 8.1搭載タブレットが展示されていた。ノートPCは13.3型、14.0型、15.6型の3種類。マグネシウム合金を採用し堅牢性を高めたほか、BIOSを自社開発しているメリットを活かして、セキュリティ性能や電源効率を高めているという。
8型タブレットの方は、Windows 8.1 RTM版を動作させた状態で、ショーケース内に展示。ディスプレー解像度は1280×800ドットで、プロセッサーにはAtom Z3740を搭載。今後一般市場向けに投入していく予定だ。
Mebius PadとIGZO MEMS展示のシャープブース
「IGZO」のロゴが目立つシャープブースは、液晶ディスプレー「IGZO MEMS」を展示。IGZO MEMSはIGZOの発展型で、シャープがピクストロニクスと共同開発を進めている次世代のディスプレーだ。
ピクセル毎にシャッターが設けられ、シャッターの開閉でRGBの光量を調節、色を再現する仕組み。偏向フィルムなどを使わないため、少ない電力で高い輝度を得られ、色再現性にも優れるという。また、−30℃の環境で動作可能というタフさも特徴。
10型タブレット「Mebius Pad」も注目を集めていた。CPUにコードネーム「Bay Trail」の「Atom Z3770」を採用し、2560×1600ドットのIGZOパネルを搭載することで、話題の端末だ。Mebius Padの詳細はCEATECに先がけて発表済み。詳細はこちらの記事に詳しい。