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「a-blog cms」を使うべき3つの理由 (2/5)

2014年05月08日 12時45分更新

文●足立 恵・森田 霞/アップルップル

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Web制作会社にうれしい3つのメリット

 a-blog cmsを使うメリットは容易な登録・更新だけではありません。Web制作会社が作ったCMSですから、Web制作会社にもたくさんのメリットがあります。

メリット1 PHPのスキルは不要

 a-blog cmsによるサイト制作では、WordPressのようなPHPのスキルは不要です。テンプレートの制作に必要な作業はHTMLで完結します。モジュールを起動するコメントや変数をHTMLファイル内に記述すればよいので、プログラムが不得手な人でもWeb制作作業に携われます。

メリット2 多くの機能を標準でサポート

 Web制作に必要な多くの機能が標準でサポートされています。カスタムフィールド、エントリー表示のバリエーション、フォームなど、一般的なWeb制作に必要な機能は一通り揃っています。Web制作を始める際、プラグインを探したり、バージョンアップ時の対応チェックに悩んだりする必要はありません

メリット3 開発環境は無料

 有料CMSというと、ライセンスが厳しくて自由な開発環境を整えるのが面倒だと思われがちです。a-blog cmsはローカル環境で動作させる場合、ライセンス不要ですべての機能が使えます。

 ライセンスを購入すると、公開用サーバーに加えて開発用サーバーのライセンスも提供されます。さくらインターネット、ヘテムル、CPIなど特定のサーバーのサブドメインの場合は、1ユーザーまでしか使えない制限がありますが、サイト申請の必要はなく無期限で利用できます。

動作環境とライセンス

 a-blog cmsはPHP、MySQL、Webサーバー、ionCubeローダーなどが動作するレンタルサーバーまたは、ローカル開発環境を用意する必要があります。

 料金はライセンス制で、1つのドメインに対して1ライセンス必要です。登録・更新者が5人までの場合は5万円、無制限なら15万円です(どちらも税別)。

 ユーザーの権限設定や承認機能が使用できるプロフェッショナル/エンタープライズライセンスもあります。

 機能に制限があるライトライセンスは、無料で1ユーザーが商用利用可能なブログを1つ作成できます。ライトライセンスはモジュールIDや子ブログの作成、フォームの設置することができません。

 先にも述べたように、手元でテストする場合など、ドメインがローカル環境(http://localhost/)やローカルIP(192.168.xxx.xxx)であれば、ライセンスを購入しなくても無期限・無料で利用できます。登録・更新者数も、ベースライセンスと同じ5人です。

 これから実際に、a-blog cmsに用意されているテーマの「Site2014(サイトカスタマイズ用)」と「Blog2014テーマ(ブログ用)」を使って、企業サイトを制作してみます。amppsを使ってローカル環境にa-blog cmsをインストールしていきます。

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