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デジタルの最先端を知る、CEATEC 2013 第5回

CEATECで見えた!? 2Kから4Kへテレビが変わる瞬間

2013年10月01日 21時33分更新

文● ASCII.jp編集部

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三菱のレーザーテレビも4Kになる!?

三菱も「4K LASER VUE」のコンセプトモデルを展示

三菱も「4K LASER VUE」のコンセプトモデルを展示

 三菱電機もバックライトにレーザー光源を採用した4Kテレビを参考展示していた。現在、東芝、ソニー、パナソニックが製品化を果たしている4Kテレビ。三菱もいよいよ……と、言いたいところだが「年内の製品化はないでしょう」とのこと。

 4Kテレビの製品化に消極的な理由は、現在4Kの映像ソースが少ないということ。4Kテレビはリアル4Kのコンテンツを表示してはじめて意味がある、というのが同社の見解のようだ。

 

ハイブリットキャストに力を注ぐNHK&JEITA

ブースの前面は8Kが際立つNHKとJEITAの共同ブース

ブースの前面は8Kが際立つNHKとJEITAの共同ブース

 2020年までに受像機を普及させる、という国家的目標も立っている8K。その展示を大々的に行なっていたのがNHKだが、ブースに1歩足を踏み入れると思いのほか「ハイブリットキャスト」の展示が多かった。

一歩中に入ると民放の「ハイブリットキャスト」サービスがずらっと……

一歩中に入ると民放の「ハイブリットキャスト」サービスがずらっと……

各社デモコンテンツを用意しているが、特に実サービス開始時期が明示されているわけでもなく、なんとなく漠然としている感が漂う……

 ハイブリットキャストはHTML 5ベースで提供されるデータ放送サービスで、(対応する)テレビのリモコンの「d」ボタンを押すことで呼び出せるサービスだ。

 現在はNHK総合テレビでのみ提供されているが、ブースでは民放やWOWOWのハイブリットキャストサービスの参考展示が行なわれていた。たとえば、TBSは番組内容に合わせてリアルタイムに検索ワードを表示するサービスを、テレビ朝日はスマートフォンをコントローラー的に使えるゲームを参考展示していた。

 これらにおいてほとんど共通するのはスマートフォンやタブレットとの連動機能が備わっていること。今後“テレビとネットの融合”にスマホ/タブレットが絡んでくることは間違いなさそうだ。

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