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マンガ家さんが20型4Kタブレット「TOUGHPAD 4K」を試す—颯田直斗先生編

2013年10月01日 18時30分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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TOUGHPAD 4K UT-MB5のアノトペンは2048段階

 TOUGHPAD専用として用意されているアノトペンは、電磁誘導方式でもなく、超音波・赤外線方式でもない。アノト式と呼ばれるもので、普通紙もしくはスクリーンにドットパターンを印刷し、筆跡をカメラでトレースするというもの。

 3つの方式はそれぞれ特徴があり、アノト式はアナログ情報のデジタル化を得意とする。ドットパターンさえあればいいため、デジタル黒板やガラス、タッチパネルなど幅広い適用が可能なのだ。TOUGHPAD 4K UT-MB5の表面にもドットパターンが用意されており、それを利用して筆跡のトレースと筆圧を実現している。筆圧分解能は担当者曰く、2048段階。

ペン本体。パンフレットでは、電子タッチペンと表記され、0.1mm精度で2048段階とパンフレット上でうたわれている

特徴的なのはペン先。ペン先のすぐ後ろにあるのがカメラ部だ

真横から見た場合もやはり特徴的なデザインのペンである

本体との接続は、Bluetoothを利用している

 実際に颯田直斗先生に描いてもらっている途中でも「妙に分解能あるよね」と話していた。最初のうち、「256段階じゃないの?」と勘違いしてしまっていたのが原因だったりするのだが、追従性もよく、現地でインストールした「CLIP STDUIO」との相性も良好だった。

 アノト式の利点としてはペン先とカーソルの位置が同じになるところだろうか。イラストレーションテクニックにでは、ペン先よりも5ピクセル上にするチューニングなどが定番だが、颯田直斗先生的には意外とアリと感じていたようだ。

お作法としては、ペン中腹部のパネル部分を体側に向けること、だそうだ

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